【教えて、静六ネコ!】生命保険を見直す前にやっておくべきこととは?

【教えて、静六ネコ!】生命保険を見直す前にやっておくべきこととは?

生命保険

毎月のお給料から自動引落になっているお金……携帯代、カードで買ったお洋服代、さらに一人暮らしの人は家賃に、電気水道ガス。そして……保険料!ここでいう保険とは生命保険のこと。
みなさんどのくらい保険料払ってますか?なんとなく入ってるだけの“生命保険”、「そろそろ見なおした方がいいのかな?」と考えている人は案外多いはず。今日はそんな“生命保険料”のお話です。

「学者」にして「投資家」、 東大教授でありながら一代で巨万の富を築き上げた明治の伝説の大富豪、本多静六博士!・・・の、DNAを(なぜか)受け継ぐ“静六ネコ”が、あなたのお金のギモンに答えます!それでは早速、事務職27歳のA子さんからの質問です。

A子からの質問
A子からの質問
あたし社会人になったとき、親戚のおばさんとお母さんの知り合いに勧められて、契約した保険が2つか3つあるんです。内容はよくわかんないけど、毎月一万円くらい自動引き落としで払ってる感じで。これって、払い過ぎですか?
静六ネコ
静六ネコ
うみゅ。払い過ぎかどうかより先に、入った保険は2つなのか3つなのかそっちを確かめニャさい!その様子では、どんな時に保険金が支払われるかさえもわかっとらんのじゃニャいか?
まず、自分がそんな「理解できないもの」に、毎月毎月大事な金を支払い続けていることをハズカシイと思うのが先ニャっ!
たとえそれが“保険”といういわば安心料といえるものであっても、どういうときに保険料が支払われるのか?毎月の保険料はこのまま一生変わらないのか?それとも徐々に高くなっていくのか?いったい何歳までかけ続ければいいのか?途中解約したら、それまでの掛け金はどうなるのか?……などを、ちゃんと調べてだニャ……。
ああ、そんな「もうワケがわかりません」などという顔をするニャっ!
めんどうがらずに、今、自分が入っている保険の内容をもう一回確認するんニャっ!
自分一人ではわからない……というのニャら、その保険を勧めてくれた人に直接聞くんニャぞ!
せめて保証内容だけでもいいから理解して、今のライフスタイルに合うかどうか吟味するんニャ!
“保険の見直し屋”などのプロに相談してもいいが、一から十までお世話してもらう。そういう考えはいかん。プロにはプロの仕事があり「商売」でやっているということは、「売りたい」商品があるということニャ。わけのわからん保険を見なおして、またわけのわからん保険に入り直して、千円二千円保険料が安くなっても、根本的な解決にはならんニャっ!わかったかニャ?

清六ネコお勧めの保険の見直しは、まず自分が今どんな保険に入っていて、どんな状態になったらいくら保険金が支払われるのかを調べなおしてみるところから。ということでした。
“保険の見直し屋”さんや、“保険アドバイザー”的なお仕事の広告を見ることもありますが、あちらも「見直し」という仕事でやっていること。仕事というからには料金が発生します。いわゆる大手保険会社の人に説明してもらったり、教えてもらえばダダだから〜っていうのとも違いますよ。
タダで何かを教えてもらえるチャンスの裏には、必ず何か売りたい商品がある……。というのが、偽らざる真実です。

まとめ

保険の見直しの前に、今加入している保険の保証内容、満期日、途中解約できるのか、途中解約したらどのくらい損をするのかを確認してみましょう。保険の見直し屋さんや、保険アドバイザーに相談するときは、相手も「何か別の商品を売りたい」と思っていることを心得て。

※そもそも、本多静六博士ってどんな人?
明治大正昭和を生きた、東大教授。林学博士。明治神宮の杜や日比谷公園の設計者であると同時に、堅実な蓄財方法を実践して、いまの貨幣価値に換算すると約500億円の貯金を持っていたスゴイ人。

静六ネコ

『ネコが教えるお金の話』
■全国書店にて発売中
■1620円(税込み)
■著:有我咲英
■ヴォイス

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