背徳感あふれる不倫は、最近ではどんな職場でも見られる社会現象になりつつあります。芸能人の不倫ゴシップを見ても、「現実のほうが悲惨、たいしたことないじゃん」なんて冷めた思いになってしまう私がここにいます(苦笑)。
独身者と既婚者、あるいは既婚者と既婚者が、仕事の関係を超えて、男女関係を結んでしまったら最後、ずるずると関係は続いていくもの……社内不倫カップルに待っている壮絶な地獄とは?!社内不倫でイタイ目に遭った人たちの体験談を一部ご紹介したいと思います。
「社内中に知られ、左遷ないし降格された」系地獄
子持ちの既婚男性である佐藤さん(仮名)は、同世代のバツイチの女性と2年ほど社内不倫をしていました。佐藤さんは女性に軽口を叩いてもセクハラとは思われないような爽やかさがあり、若手から人気があったのです。そんな佐藤さんは社内で2人目の不倫相手をうっかり作ってしまいました、お相手は10歳下の新人女子社員。佐藤さんはしばらく2人と付き合っていましたが、バッティングで、2人の不倫相手が鉢合わせる事に。
新人女子社員はすぐに身を引きましたが、昔からの交際相手の女性は引き下がるどころか大激怒。なんと、佐藤さんと自分との密会中の写真を添付したメールを、社員全員に送信し、自分達の不倫関係を大っぴらにしてしまったそう……その女性は自ら退職し、早々にいなくなりました。かたや、家族がいて仕事を辞められない佐藤さん……社内での評価はだだ下がり。挙句の果てに、僻地に転勤するはめに。赴任先に奥さんと子どもは付いてこず、佐藤さんは単身赴任をし、寂しくひとりでカップラーメンをすする日々を送っているようです。「社内不倫するなら1人に限るね」なんてバカを言っていないで、ちゃんと反省してください!!
「個人情報をネットで拡散された」系地獄
子持ちの既婚女性である田中さん(仮名)は、既婚の同僚男性と交際していました。最初は仕事帰りに飲みに行くだけの関係でしたが、次第に深い間柄になっていったそうです。しかし、同僚男性の行動に疑問を持った奥さんが二人の不倫を暴き、田中さんと同僚の男性とその奥さんで三者面談が行われることに。
田中さんは自分の家族にバラされるのを恐れて、徹底的に謝罪の姿勢を見せました。しかし、奥さんに「このひと、あんたと一緒になりたいって言っているんだけど、どうするの?」と聞かれ、「遊びです、ほんの出来心で」と回答した田中さん。不倫に本気だった同僚の男性はその言葉に激昂しました。その後、奥さんと離婚した同僚男性は、田中さんへの復讐で、不倫の事実と田中さんの勤務先、氏名、住んでいる自宅の住所などの個人情報をインターネットの掲示板に書き込んだそうです。そして、間もなく田中さんの家に不審な電話や手紙があり、不倫は家族にバレてしまったとか……不倫は決して無かったことにはならないものです。
「子どもができた」系地獄
独身男性である山本さん(仮名)は年上の既婚女性と、飲み会後のなりゆきで男女の仲になりました。山本さんは既婚である彼女に思い入れはなく、都合のよい関係を楽しんでいたそうです。しかし、関係が始まってから半年ほど経った頃、その女性に「子どもができた」と告げられ、山本さんは血の気が引く思いに。思い当たる夜があった山本さんは、彼女にどうしたいか聞いたところ、その女性は「産む」と言い出しました。
山本さんは責任が取れないので諦めて欲しいと懇願しましたが、女性は頑固として聞かず、「夫との子どもだと言い切る」と言い放ち、出産のため会社を去っていきました。その後、怖くなった山本さんはその会社を辞め、女性からの連絡を絶って保身に走り、こと無きを得ました。ですが、数年後、山本さんに独身の彼女ができた矢先、山本さんのSNSに自分にそっくりな子どもと、かつての既婚女性とその夫さんの家族写真が添付されたメッセージが……山本さんはその女性から定期的に来るメッセージに、気が気でない毎日を送っているそうです。
【まとめ】
不倫の恋は、一線を越えてしまえば最後、普通の幸せには戻れなくなる禁断のもの。しないことが前提ですが、してしまった人は守るべき家族や大事なものを失う前に、その恋を終わらせられるように、迅速かつ慎重に行動すべきでしょう。「自分ならバレないし大丈夫」なんて強がっていても、明日は我が身です……