大人女子から見た『オーバー・フェンス』ここがすごい!3つのポイント

大人女子から見た『オーバー・フェンス』ここがすごい!3つのポイント

オーバーフェンス

こんにちは、映画大好きOLの望海です。今回なんと、私の大・大・大好きな映画監督:山下敦弘さんの最新作『オーバー・フェンス』の試写会に『女子ツク!』読者エディターとしてご招待いただきました。過去作はもちろんすべて鑑賞済み、山下監督愛の強すぎる私ですが、ここはひとつ仕事として、冷静に(笑)試写の感想レポートをいたしたいと思います。

オダギリジョーがすごい!

  オダギリジョー

主演のオダギリジョー蒼井優がすごい!とすでに話題の今作ですが、私が特に心を奪われたのが、自称「悪い男」を演じるオダギリジョーさん!数少ない、感情を露わにするシーンでは、観ているこちらまで息をのんでしまうほど。そこに至るまでの過去には一部衝撃的な事実もあって、それだけに、様々な感情が溢れだす、あの場面はこれ以上ない説得力があります。彼の過去は決して多く語られないけれども、劇中何度もハッとさせられる、切り取られた表情に、言葉以上の想像を掻き立てられました。

脇役の存在感がすごい!

  脇役

主役の2人と別軸で気になる職業訓練校のメンバー。ザ・イケメン!な松田翔太さんはもちろん、満島真之介くんのキーパーソン的なの役どころも観どころポイント。彼が演じる“森”の、あやうい雰囲気、ハラハラな展開も予見してしまう、校内での人間模様が作中とおして気になるところ。北村有起哉さん、松澤匠さん、鈴木常吉さんら幅広い年齢層の男性メンバーも良い味で、クスっと笑えたり、ちょっともらい泣きしそうになったり、それぞれの背景が垣間見える、その存在感にも注目。また、オダギリジョーさんの元妻役:優香さんも出演シーンは長くないけど、自然体での存在感が光っていました。

山下監督がすごい!

  山下監督

これは欠かせないポイントです(笑)。山下監督作品の魅力のひとつは、登場人物たちの自然体で、ダメな部分も全部ひっくるめて、愛せずにいられないところ!今回の『オーバー・フェンス』にも、その視点が惜しみなく注がれていました。多くを語りすぎない登場人物たちの余白に、ヒリヒリさせられる辛苦や切なさが襲ってきます。観る人が自らの感情をつい重ねてしまっても、ラストには、優しさに包まれるような気分になる、山下監督ならではの傑作です。

まとめ

いよいよ、今週末公開!『女子ツク!』のインタビューで満島真之介さんも言っていたとおり、観るたびに異なる印象を与えてくれそうな本作。私ももう一度劇場に足を運ぶ予定です♪

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