切れ毛がひどい…原因と対策、予防に効果的なヘアケアアイテムをご紹介

切れ毛がひどい…原因と対策、予防に効果的なヘアケアアイテムをご紹介

毛先をさわる女性

ある日、いきなり髪の毛がプチっと切れてしまった経験ありませんか?髪の毛が切れてしまうのは傷んでいる証拠。原因は日焼けやカラーリングなどさまざまです。今回は、そんな切れ毛の原因と改善方法を解説します。

切れ毛と枝毛との違いとは?

切れ毛と枝毛は似ているようですが、実は少し違います。途中でプチっと切れてしまった髪の毛のことを「切れ毛」、毛先が縦に枝分かれして裂けてしまった髪の毛を「枝毛」といいます。症状が微妙に違うことから、よく髪の毛を見てみると切れ毛が起きているのか、枝毛が起きているのかがわかると思います。ちなみに、切れ毛も枝毛も原因は同じと考えられています。

切れ毛がひどい…なぜ?原因は?

悩んでいる女性

髪の毛は3構造になっており、一番外側にあるキューティクルによって髪の毛は守られています。このキューティクルが傷つくことによって切れ毛が発生します。ダメージのない髪の毛であれば、少しくらい引っ張っても切れないですが、髪の毛が弱くなっていると切れ毛になりやすくなるのです。ここからは具体的な原因を紹介していきます。

ドライヤーなどによる熱ダメージ

髪の毛の成分であるタンパク質は熱に非常に弱いです。髪の毛に熱が加わると、タンパク質が集まって固まってしまいます。そして空洞ができ、そこから髪の毛内部にある栄養や水分が流れ出てしまいます。

つまり、熱が加わることで、栄養不足や水分不足となり、髪の毛が乾燥している状態になるわけです。髪の毛内部の成分が失われ、空洞になった状態では強度が弱くなるため、小さい力が加わっただけでプチっと切れてしまいます。

カラーリングやパーマの頻度が高い

カラー剤やパーマ液は、髪の毛の表面にあるキューティクルを開き、内部に液を浸透させて色や形をキープしています。カラーやパーマをするたびにキューティクルが開くため、髪の毛の内部成分である栄養や水分が流れやすい状態になります。

明るい色に染める場合は、脱色成分が多く入っているため、暗い色に染めるよりダメージは大きくなります。カラーやパーマの頻度が高いと、その都度、髪の毛の栄養が流れ出てしまうため、スカスカの状態となり、髪の毛の強度が弱くなってしまいます。

ブラッシングなどの摩擦によるダメージ

ブラッシングの摩擦によって発生する静電気は、切れ毛の原因のひとつとなります。特にナイロンブラシを使用すると、静電気が発生しやすく、髪の毛を傷めてしまいます。

また、髪の毛は濡れるとキューティクルが開いた状態になります。そのため、濡れた状態でブラッシングをしたり、髪の毛を乾かさずに寝たりすることは避けましょう。寝返りしたときに髪の毛と枕が擦れて、摩擦が起きてしまうからです。

さらに、ヘアアイロンは髪の毛を挟みスライドさせて使用するため、熱ダメージだけでなく、摩擦によるダメージも加速させてしまいます。

日焼けなどによる紫外線ダメージ

髪の内側にはメラニン色素というものがあり、紫外線を吸収する働きを持っています。しかし、髪の毛の外側にはメラニンがないため、髪の毛の一番表面にあるキューティクルは紫外線の影響を受けやすい状態に。

紫外線によってキューティクルが剥がれたり、めくれてしまうと内側に紫外線が侵入し、タンパク質を壊してしまうのです。結果、栄養や水分を失い、髪の毛がパサついて外部からのダメージに弱い状態になります。

不規則な生活習慣による栄養不足

髪の毛の主成分はタンパク質です。偏った食事によってタンパク質が不足すると、細くコシのない、切れやすい髪の毛になってしまいます。

また、過度なダイエットや夜遅くまで起きているような不規則な生活を送っていると頭皮の血行が悪くなります。つまり、栄養が髪の毛まで届かず、栄養不足となってしまうのです。

切れ毛の対策方法

ビフォーアフター

ブラッシングを見直す

静電気によって髪の毛が傷みやすくなるため、ナイロンブラシの使用は避けましょう。ブラシは豚毛や猪毛などの動物の毛から作られたものや木製のものがおすすめ。動物の毛からできたブラシは適度な油分や水分を含んでいるため、静電気が起こりにくく、髪の毛を傷める心配がありません。

静電気を防ぎ、正しくブラッシングできれば、髪にツヤやハリを与えることができます。また、ブラッシングには頭皮の血行不良を改善する効果もあります。ダメージを与えないように毛先から中央部分、そして根元と少しずつ丁寧にとかしましょう。

 

正しいやり方でシャンプーする

正しい方法でシャンプーできていますか?ダメージを軽減させるために正しく行いましょう。

 

①ブラッシング

ブラッシング

ブラッシングし、絡まりをといておくことで髪の毛同士の摩擦を防ぐことができます。

②お湯で軽く洗う

洗い流す

シャンプー前にお湯で軽く洗い、汚れを落としましょう。

③シャンプーを手のひらで泡立る

トリートメントをつける

頭皮や髪の毛に刺激を与えないよう、手のひらで泡立ててから洗いましょう。

④洗い流す

洗い流す

頭皮を乾燥させないように36~38度で洗い流すのがいいでしょう。

正しいやり方でドライヤーする

髪の毛が濡れているとキューティクルが開いた状態になるため、寝る前にしっかりと乾かしましょう。シャンプー後30分以内に乾かすようにするといいでしょう。

①タオルドライ

軽くタオルドライして水気をとりましょう。ドライヤーの時間を短縮することができ、熱ダメージを抑えることができます。

②髪の毛をとかす

ブラシで浸透させる

手ぐしまたは目の粗いブラシで絡まった髪の毛を優しくほぐしましょう。少しずつブラッシングするとダメージを軽減することができます。

③ヘアオイルをつける

中央をとかす

ヘアオイルは髪の毛をコーティングし、熱ダメージから守ってくれる働きがあるため、ドライヤーをする前に必ずつけましょう。

④根元から後頭部→サイドの髪の毛→前髪の順で乾かす

ブラッシングしながら乾かす

キューティクルは根元から毛先に向かってついているため、上から下に向かって乾かしましょう。また、ドライヤーは髪の毛から10~20cm程度離して乾かした方がいいでしょう。

⑤冷風で整える

ドライヤーの熱を冷ますために最後に冷風を当てましょう。

正しいやり方でヘアアイロンする

ヘアアイロンを毎日使う人も多いでしょう。ポイントを4つ紹介します。

①髪の毛はしっかりと乾かした状態で使う

濡れた髪の毛はキューティクルが開いた状態のため、熱や摩擦を受けると傷みやすくなります。そのため、ヘアアイロンを使う際はしっかりと乾かした状態で使いましょう。

②スタイリング剤で髪の毛をコーティングする

ヘアオイルなどのスタイリング剤には髪の毛をコーティングし、熱ダメージから守る作用があります。

③ヘアアイロンの温度は150度前後に設定

低めの温度設定にすることでダメージを軽減できます。

④摩擦を減らす

同じ場所を何度もスライドさせてアイロンするのはやめましょう。1回でストレートにすると、摩擦によるダメージを最小限に抑えることができます。また、カール用のコテを使用する場合は、アイロンをスライドさせる際に少し浮かせて摩擦を減らしましょう。

カラーリングはヘアマニキュアやヘナで負担を少なくする

ヘアマニキュアは髪の内側ではなく、外側にカラー剤を定着させるため、キューティクルを開かずにカラーが可能です。また、ヘナは時間をかけて染めていくため、髪の毛への負担が少ないです。

キューティクルを開き、内側までカラー剤を浸透させる一般的なカラー剤とは違い、ヘアマニキュアやヘナでカラーすることで髪の毛の負担を最小限に減らすことができます。

UV対策する

紫外線にあたり、キューティクルが傷むと水分が流れ出て、パサパサの状態に。UV対策をすることで潤いのある髪の毛をキープできます。

①スタイリング後にUVスプレーをして紫外線対策

髪の毛への紫外線を防ぐために、スタイリング後にUVスプレーをしましょう。髪の毛から10~15cm程離してスプレーするといいでしょう。また、2~3時間おきにスプレーすると効果が持続します。

②帽子をかぶる

髪の毛が隠れるようにつばの広いものを選ぶと効果的です。また、つばの広い帽子がない場合は、髪の毛を縛って紫外線にあたる面積を小さくすることがおすすめ。

③日傘

日傘を選ぶポイントは「UVカット率」「遮光率」「内側の色」の3つ。UVカット率は、数値が高ければ高いほど紫外線をカットできます。遮光率は光を遮る数値で、数値が高いほど涼しく感じることができます。内側の色は、黒やネイビーなど暗い色がおすすめです。白などの明るい色を選ぶと、地面からの照り返しで顔に反射してしまうため、明るい色は避けましょう。

髪に必要な栄養を摂取する

バランスの良い食事を心がけ、髪の毛の主成分であるタンパク質を積極的に摂りましょう。髪の毛に栄養を届けるために頭皮の状態を整えることも大切です。睡眠を1日8時間程度とり、規則正しい生活を送りましょう。また、睡眠の質をあげるためにアロマなどリラックスできる空間をつくるのもおすすめです。

切れ毛が起きた部分はカットする

切れ毛になってしまった髪の毛は修復ができません。そのため、切れ毛を見つけたら髪の毛用のハサミで切りましょう。引っ張たり、ちぎってしまうと髪の毛がもっと傷みやすくなってしまいます。

切れ毛予防につながる!日常生活で取り入れたいヘアケアアイテム

シャンプー

シャンプー選びのポイントは3つあります。

①低刺激な洗浄成分

切れ毛が気になる人は髪の毛に刺激を与えないことが大切です。そのため、頭皮や髪に負担をかけないアミノ酸系やベタイン系のシャンプーを選びましょう。

②補修成分配合

ケラチンが配合されているシャンプーは髪の毛を補修してくれます。ケラチンとは、18種類のアミノ酸が集まってできたタンパク質のことです。

③保湿成分配合

セラミドやオイルなどの保湿成分配合が入っているシャンプーは髪の毛の乾燥を防ぐ効果があります。

■mogans モイスト&フォレスト ノンシリコンアミノ酸シャンプー

頭皮や髪の毛に優しい洗浄成分のため、負担をかけずに洗髪ができ、20種類のアミノ酸成分が傷んだ髪の毛を補修してくれます。また、美容成分が内側まで浸透して潤いを与えてくれます。

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■ラサーナ プレミオール

4種類の植物オイルを配合しているため、保湿効果があります。また、アミノ酸系洗浄成分配合のため、頭皮や髪の毛に負担をかけずに汚れのみを取り除き、海藻のエキスは髪の毛に潤いを与えます。

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トリートメント

髪と同じ成分であるアミノ酸が配合されているトリートメントを選びましょう。ダメージ補修効果があります。

■モロッカンオイル(MOROCCAN OIL)

アルガンオイル配合の洗い流さないトリートメント。髪の毛にツヤを与え、まとまりをよくしてくれます。

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■【mogans】ノンシリコンアミノ酸コンディショナー

18種類のアミノ酸が配合されており、ダメージを受けたキューティクルを補修してくれます。また、保水持続力が高いため、乾燥を防ぐ役割もあります。

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ヘアオイル

ヘアオイルは「補修成分」「保湿成分」が配合されているものがおすすめです。

■ノンシリコンオーガニックヘアオイル【チャップアップヘアオイル】

アルガンオイルやヤシ油、ホホバオイル、オリーブ油といったオーガニックエキス配合のオイル。さらに20種類の美容成分が入っているため、保湿効果が高く、補修ケアにもおすすめ。また、UVカット効果があり、紫外線から髪の毛を守ってくれます。

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■マドンナリリ ヘアオイル

オイルケラチン配合のためダメージを補修し、保水力に優れているオイル。ハリコシ、潤いのある髪の毛にしてくれます。

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■【mogans】ディープモイストオイル

12種類の天然植物オイルが配合されたオイル。アルガンオイルが配合されているため、保湿力抜群で、髪の毛に潤いを与えます。

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まとめ

切れ毛になってしまうと修復ができないため、切れ毛にならないようにするには日々のケアが大切になります。補修や保湿を行い、髪の毛に栄養と水分をしっかりと与えてあげましょう。

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