「むくみやタコがひどくて、彼に素足を見せられない……!」と悩む前に、ぜひ対策を取りましょう。今回の記事では、むくみやタコを引き起こす原因を解説。さらにそれぞれの対処法をご紹介していきます。
【お悩み1】足のむくみ
足のむくみとは、静脈の詰まりやリンパ液の滞りなどが起こったときに現れる症状です。全身を流れている血液中の水分が、何らかの原因によって留まってしまうことで起こると言われています。
歩きっぱなし、立ちっぱなしの職種はもちろん、デスクワークでも足のむくみに悩む方は多いですが、「これは本当にむくみなの?」と判断しにくい症状でもありますよね。以下の項目でセルフチェックしてみてください。
- 足のすねを指で押すと、付いた跡がなかなか消えない
- 靴下の跡がいつまでも残っている
- 夕方になると靴がきつくなる
- 足がいつも冷えている
- 足がダルイ・重い
これらにすべて当てはまるなら、あなたがお悩みの症状は「むくみ」だと言っていいでしょう。それでは、以下で原因と治療法を見ていきましょう。
足のむくみの4大原因
1. 長い時間同じ姿勢でいること
長時間同じ姿勢でいると、下半身の静脈に圧力がかかります。その結果、足に下がった血液を心臓に送り返す力が弱まり、むくみにつながってしまいます。適度に歩く、ストレッチするなど、意識的に動かすようにしましょう。
2. 運動不足
「最近、家と会社の行き帰りくらいしか歩いていない……」。そんな方は要注意! 足の筋力が弱まると、血液を心臓に送り返すポンプ機能が低下します。その結果、血流が滞り、むくみやすくなってしまいます。
3. 冷え
冷えもむくみの大きな原因のひとつ。足が冷えると毛細血管まで血液が行きとどかなくなり、むくみにつながってしまいます。冬場はもちろん、夏場もエアコンの効いたオフィスなどでは冷え対策が重要です。
4. 水分・塩分の摂り過ぎ
「のどが乾きやすいからお茶やジュースを大量に飲む」「ラーメンが大好物」なんて方は要注意。水分や塩分を摂り過ぎると、血液中の水分量がぐんと増えます。その結果、余分な水分が下半身に留まりやすく、むくんでしまうのです。
解決法その1:湯船につかって血の巡りを改善
血流の滞りによって足がむくんでしまうということは、これまで触れてきたとおりです。それでは何をしたら血流を良くできるかというと、簡単な方法は「入浴」。湯船にゆったりと浸かることが一番です。
一日頑張った足をお風呂でゆっくり温めてあげることで副交感神経が刺激され、血流も流れていくのです。単純に、湯船に浸かると身体全体の疲れも取れるため、働き女子には効果絶大! 「忙しいからシャワーだけでいいか」と済まさず、お気に入りの入浴剤を入れてゆったり入浴タイムを楽しむ習慣を作りましょう。
解決法その2:マッサージ
お風呂上がりに、ボディクリームなどで保湿を行ないますよね。そのとき、簡単でいいので毎日こまめにマッサージをするようにしましょう。クリームを塗り込みながら、ふくらはぎを下から上にもみ上げ、ふくらはぎの血液をヒザ裏に送るようにしてあげると効果的です。
本格的なマッサージオイルなどは用意しなくても構いません。いつものお手入れの中にほんの一手間加えてあげるだけで、全然違ってくるのです。
【お悩み2】足のタコ
「タコ」とは、足の裏や指が靴などにあたり、その部分が角質化した状態を指します。ヒフが厚く盛り上がり、固く感じるのが初期段階。慢性化すると表面がカサカサになります。「素足になるのが恥ずかしい」「サンダルが履けない……」とお悩みの方も意外に多いのです。それでは、以下で原因と治療法を見ていきましょう。
「足に合わない靴」がほとんどの原因!
タコの原因のほとんどは、足に合わない靴を履いていることだと言われています。靴が小さすぎると足の指が靴の内側にこすれ、常に圧迫される状態になります。反対に靴が大きすぎると、靴の中で足が前方にすべり、靴の内側にあたることになります。このように、常に異物が皮膚にあたり、こすれる状態が続くと、皮膚は自分を守るために厚く固くなってしまうのです。
とにかく、自分の足に合う靴を選ぶことがタコの一番の予防。新たに靴を購入する時は、店員さんに靴のサイズが合っているか確認してもらうようにしましょう。手持ちの靴で小さすぎる場合は購入した靴屋に持っていくと広げてもらえることが多いですし、大きすぎる場合は中敷きで調整が可能です。
解決法その1:ヒールの高い靴を履きすぎない
働く女子にとって、ヒールのある靴は欠かせないパートナー。ですが、いくらサイズに気をつけていてもタコができやすい靴でもあるのです。なぜなら、かかとからつま先に向けて斜面になるため、どうしても靴の内側で滑ってしまうから。結果、指の付け根の横ラインがこすれ、タコができてしまうのです。とはいえ、仕事でどうしてもヒールのある靴を履かなければいけない方も多いでしょう。
その場合は、こすれやすい靴の内側に市販のクッションパッドシール(薬局などで売っています)を貼っておくことがオススメ。また、外回りの多い方は、カバンの中にフラットシューズを携帯することをオススメします。移動中はフラットシューズに履き替えてガンガン歩き、お客様先ではヒール靴を履くようにするといいでしょう。
解決法その2:軽症状なら保護パッドで治療
まだ症状が軽いうちなら、市販の「タコ・ウオノメ用保護パッド」を貼ることで改善することが多いです。靴を脱いだとき、赤くはれたり固くなったりかけていたりする場所があれば、次回から保護パッドを貼るようにしましょう。症状が進行しないうちにパッドで守ってあげることで、未然に防ぐことができますよ。
解決法その3:症状が悪化したら皮膚科へ
角質化が進んでカチカチになると、気になりますよね。中にはカミソリやカッターナイフで削る方もいるそうですが、それは厳禁! 万が一バイ菌が入ってしまったら、足やリンパ節の炎症を起こしてしまうなど、タコ以上の問題に発展する可能性もあるのです。保護パッドではどうしようもない進行したタコは、自分で何とかしようとせずに速やかに皮膚科に頼りましょう。
日々の生活の中で予防・対策を
地味にツライ&気になる足のお悩み。座りっぱなし、ヒールで歩きっぱなしなどワークスタイルが原因になっていることも多いですが、働き方は変えられません。日々の生活の中でちょっとしたひと手間を加え、むくみやタコを予防するよう心がけることが大切です。そして、いざなってしまったときは、ひどくならないうちにご紹介した治療法を試してみてくださいね。
こいとり~その素足、彼に見せられる?働く女子の天敵、足のむくみ・タコの撃退方法~
参考サイト: