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婚活ジプシーにならないように!知っておきたい結婚と年収&仕事の適切な関係

婚活を進めていく上で、必ず知っておきたい相手の条件のひとつに年収を挙げる人も多いのではないでしょうか。確かに、結婚は生活をともにすることですから、お金の問題はすごく気になりますよね。

 

でも、安定志向が行き過ぎ、相手に求め過ぎたり理想が高過ぎたりすると、いつまでも白馬の王子様を追い求める婚活ジプシーになってしまいます。そこで、婚活と年収、そして仕事との関係についてよくあるお悩みとともにひも解いていきましょう。

 

自分の低すぎたり安定しない年収に悩む人

婚活を進めていくにあたり、自分の年収が他の人と比べてどうなのか気になるという人は意外と多いもの。でも、まじめに生きていればさほど気にしなくてもいいのです。

 

Q:私は中小企業の正社員ですが人よりも年収が低い上に貯金もそんなにありません。婚活して相手にバカにされないか心配です。(26歳/資材メーカー)

 

自分ひとりで生きていこうとする意欲や力があれば大丈夫です。共働き志向が加速する中、相手の年収や預貯金に依存しないで頑張ろうとする姿に好感を持つ人は多いはず。また、貯金は年収や生活環境の兼ね合いで上下するものなので、よほど浪費家でない限り、その人の事情に合っていれば問題はないでしょう。むしろ、バカにする人は人を見下す傾向にあるので、相手の土俵に立つ必要はありません。

 

ただし、婚活を進めていく中、人と比較する機会が増えたことで、自分の会社があまりにブラックだったことに気づくこともあります。そのときは、潔く転職を考えましょう。

 

Q:フリーでイラストレーターをしています。自分ひとりならなんとかなりますが、収入は安定しているとはいえません。結婚しても大丈夫ですか?(32歳/イラストレーター)

 

フリーランスは確かに不安定な印象がありますが、お金の流れをきちんと把握し、税の申告もきちんとできていれば大丈夫です。むしろ、心配なのは“家で仕事をしているから家事はパーフェクトにやってもらえるだろう”と、結婚相手に“お母さん的存在”を求める男性が寄ってくることでしょう。

 

筆者も在宅で仕事をしていますが、修羅場のときの食器は紙皿、洗濯物はたまる一方、寝落ち防止にエナジードリンクがぶ飲みなんてこともあります。そんな状況はまれでしょうが、理解してもらわないと仕事を減らすことになりますのでフリーランスほど相手選びは慎重にしましょう。

 

相手の年収が気になる人

 

自分の年収はさることながら、相手の年収も気になります。女性の場合、出産や育児で仕事をストップせざるを得ないことがあるためごもっともなのですが、相手に寄り掛かり過ぎるのも考えものです。

 

Q:結婚したら専業主婦になりたいです。家事を完璧にする自信はありますが、いくらくらいの年収なら私の希望は通りますか?(28歳/受付)

 

婚活をしている女性が男性に望む年収を聞いたところ、年収600万円台というアンケート結果がありますが、今の30代の平均年収は488万円。理想とは少し離れています。仮に、希望通り専業主婦になったとしても、あなたひとりを養えるギリギリの金額で、子どもなどは望めそうにありません。

 

そもそも、専業主婦になりたいのはなぜでしょう。まずはそこを掘り下げてみましょう。もしかしたら、あなたの価値観の中に、“女性の役目は、夫のために家をきれいに整え、子どもに寂しい思いをさせず、手の込んだ料理を作り自分の夢や目標よりも家族の幸せを一番に考える”といったものがあるかもしれません。
また、単純に仕事と家事を両立できない不安から専業主婦願望を持つ人もいます。

 

しかし、その価値観は時に女性自身を苦しめるものであり、また、夫婦の関係を上下関係にする可能性を秘めた危ういものです。結婚生活をスタートさせるときに、家事は女性の仕事ではなく家族みんなのタスクであるという考え方を貫けば、あなたの不安も解消されるはずですよ。

 

Q:そもそも持病があり主治医から就労を制限されているので仕事時間が限られています。結婚してラクになりたいです。(33歳/アルバイト)

 

就労を制限されているほどの病気なら治すことからはじめましょう。結婚生活は意外とラクなものではなく、体力も気力もある程度は消耗するものです。また、夫との関係をはじめ、相手の親との付き合い、近所付き合い、子どもが生まれたあとのママ友付き合いやPTAなどといったひと通りの人間関係から逃れることはできません。

 

もし仮に、あなたの病気が完治の見込みが薄く、一生付き合っていかなければならないとするならば、あなたと結婚することが相手にとってリスクを抱えることになるのを自覚した上で婚活を進めましょう。今や、普通の人が普通に生きていくのも厳しい時代です。

 

また、養って欲しい願望の強い人は初婚男性にこだわらず離婚経験者の年上男性をねらうのもひとつです。

 

結婚しても働きたい!でも家事の両立が不安な人

結婚してもガンガン働きたい! 自分の年収は落としたくない! こうポテンシャルの高い女性にも、悩みはつきものなのです。

 

Q:頑張って取った資格を活かして仕事をしていますが、いざ結婚となると家事との両立が不安で仕方ありません。ちなみに、同年代の約3倍の年収があります(35歳:医療系専門職)

 

相手に家事をきちんとやってもらう前提で、相手に求める年収をグッと下げても構わないパターンです。年収の高い女性が男性に敬遠されてしまう理由のひとつに、“自分の年収を超えてしまうのはプライドが傷つく”というのがありますが、相手に求める年収を下げることで、あなた自身をただただ尊敬する人が視界に入ってくるようになります。いわゆる「ゆるい人」です。

 

そういう人は、あなたの年収が高いことでむやみに傷つくこともありません。一方、がむしゃらに頑張らない人でもあるので、ポテンシャルの高いあなたには物足りないかもしれません。しかし、切磋琢磨しあう関係を求めた結果、お互いに傷つけ合うことになっては元も子もないのです。「ゆるい人」にはその人なりのよさがあります。「ゆるい人」は、仕事で張り詰めた心と身体をそっとほぐしてくれることでしょう。

 

Q:激務の彼が私にフルタイムで働いて欲しいけど家事も全部やってほしいと言ってきます。正直、疲れていますがどうしたらいいですか?(29歳/証券)

 

これはまさに困ったことになりましたね。働いているにもかかわらず、専業主婦と同じ家事をやろうとすれば、いずれ身体を壊します。

 

実は、世界と比べても、働く日本人女性の睡眠時間はグッと短いことをご存じでしたか? OECD加盟国の女性の睡眠時間の平均が8.4時間に対し、働く日本人女性の睡眠時間が7.33時間と大きく下回っているのです。原因として考えられるのはズバリ、仕事をしているにもかかわらず、家事の負担が女性に集中している点にあります。

 

知っておいて欲しいのは、睡眠時間が1日6時間を切る日が続くと、命の危険にさらされるということ。仕事と家事を頑張ろうとするあまり、睡眠時間を削ってしまうと取り返しのつかない事態になるのです。

 

女性は、女性ホルモンの影響で、心筋梗塞(しんきんこうそく)や脳梗塞(のうこうそく)などの血管に由来する病気の発生リスクが抑えられていますが、代わりに不安障害やうつなどの精神疾患を引き起こす危険性があります。

 

「僕は激務だから家事は全部やって」というのは、下手をすると相手以上の激務を背負うことにつながりかねません。今後について、真剣に話し合うことをおすすめします。

 

これからの婚活と年収の関係とは

 

いかがでしたか? これからの婚活は、まさに共働きが前提になります。結婚後にまかなうお金を2人で出し合う意識を持ち、家事と仕事のバランスを考えられる人が婚活を制するのです。