彼氏は同僚・浮気相手は上司!泥沼恋愛の行く末は…?
社内に恋人がいると、毎日会えて仕事も頑張れますよね。しかし、必ずしも社内恋愛がキラキラ輝いているとは限りません。彼氏も浮気相手も同じ社内にいる…という泥沼恋愛も存在します。
本記事では実際にあった泥沼恋愛をご紹介するとともに、もし慰謝料を請求されたり、その不倫恋愛がきっかけで解雇された場合はどうなるのか、アディーレ法律事務所の弁護士に見解を伺いました。
【実録】社内の泥沼三角関係!
【体験談】入社して2年のA子は、部署が違う同期のB介と3ヶ月前から交際しているが、A子には誰にもいえない秘密があった。それは、>同じ部署の先輩C郎と半年前から不倫をしているということ。何故不倫なのかというと、C郎が別の女性と結婚しているからだ。 B介が別の部署で、A子とC郎が同じチームということから奇跡的にばれていないが、いつばれるかわからない泥沼恋愛である…。 |
もし不倫がばれてしまうと、慰謝料請求や別れ話に発展するなど、双方にリスクがあるでしょう。社内でも左遷・解雇されてしまったり、うわさされて居づらくなってしまったりする可能性があります。
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Q:この場合、慰謝料請求は誰から誰に発生するのでしょうか?
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アディーレ法律事務所 -
この関係者の中で慰謝料請求できるのはC郎の妻のみです。C郎との不倫が肉体関係を伴っている場合、慰謝料を求められる可能性があります。
請求先は、C郎とA子両方にできます。相場としては数十万~300万円と幅がありますが、入社2年目のA子が楽に支払える金額ではないでしょう。
また、先輩の妻と同じく被害者であるB介ですが、結婚や婚約をしていないことから慰謝料を請求することはできません。つまり、二股をかけられているB介は法的な責任をA子から取ってもらえず、泣き明かすしかないようです。
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Q:会社にバレて解雇されたら『不当解雇』で訴えられる?
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アディーレ法律事務所 -
社内不倫が会社にバレたことで左遷、最悪の場合は解雇されることがあります。
しかし、『不倫をしている』ことは当人同士の問題であり、解雇の理由としては正当ではありません。そのため、不倫を理由に解雇する行為は『不当解雇』になる可能性があります。
『社内で不倫をしている』ことを理由に解雇することはできませんが、『社内の秩序を乱した、業務の円滑な運用を妨げた』と判断された場合は、懲戒処分を受ける可能性があります。
また、退職勧奨(自主退職を促す行為)されたり、うわさが広まって居づらくなり、退職せざるを得なくなったりするかもしれません。
まとめ
社内不倫は、恋人を失うだけではなく、会社からの信頼や職を失う可能性もあるんですね。A子の泥沼恋愛が周囲にバレるかどうかはわかりませんが、その行く末は明るいものではないでしょう。