30代女子に忍び寄る厄年……知っておきたい厄年の過ごし方

30代女子に忍び寄る厄年……知っておきたい厄年の過ごし方

30代女子に忍び寄る厄年……知っておきたい厄年の過ごし方

女性は数え年で19歳の頃、厄年を経験しています。多くの人はまだ学生で、そこまで気に病むことは無かったかもしれません。しかし30代、女性は前厄・後厄を含めた怒涛の厄年ラッシュが始まります。数え年で32歳〜34歳、36歳〜38歳が厄年にあたり、女性の30代はほぼ厄年と言っても過言ではありません。「気の持ちよう」と思いつつも、厄年=悪いことが起こるというイメージが強くて何となく心配ですよね。そこで、厄年はどのように過ごせばいいのかご紹介していきます。

今さら聞けない!?「厄年」って何?

 

「厄年を説明してください」と言われて、正しく説明できる方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。きっと、「よく分からないけど良くないことが起こる1年」と思っている方が大半だと思います。しかし、「良くないことが起こる年」とは少しニュアンスが違うのです。

 

厄年が生まれたのは、平安時代。陰陽道が基となっていると言われていますが定かではなく、厄年は「風習」のひとつだといいます。方位・日時から吉凶を定めて、災いに遭いやすい年齢を厄年と言うようになったのです。女性の場合、本厄は数え年で19歳・33歳・37歳・61歳の4回。中でも33歳は「大厄」と言われており、人生の中で最も大きな厄年のことを指します。

 

今でこそ33歳は女ざかりですが、昔の33歳は子育てを終える年齢。それに伴い、更年期に差し掛かったり、生活習慣の変化が現れたり、心身ともに変化が起きやすい年齢だったのです。「災い」の中には体調不良も踏まれているので、合点がいく考え方と言えそうです。

 

そして厄介なことに、厄年は本厄だけでなく前厄・後厄というオマケもついてきます。前厄は「厄入り」と言われ、本厄についで慎んだ生活を行なうべき年のこと。後厄は「厄晴れ」と言われ、少しずつ厄が和らいでいく年のことです。

 

科学的な根拠は現時点でなく、あくまでも風習・迷信の域を出ないためあまり気にする必要もないのですが、「日本全国であまりにも有名であること」「平安時代から長年続いていること」から、厄年について知識をつけておいて損はなさそうですね。

気になる「厄払い」の方法とは?

 

厄年の過ごし方として有名なのが、「厄払い」で。メジャーなものから自分でできる厄払いまで、様々な方法があります。どんな厄払いがあるのでしょうか。一つずつ見ていきましょう。

神社やお寺で厄払い

王道中の王道と言えば、これです。厄年でなくても、初詣の時に神社・お寺で厄払いをしている人もたくさんいます。初詣の場合は1月中などの早い時期に参拝するべきですが、厄払いの場合は特に訪れるべき時期は決まっていません。タイミングの良い時期に訪問しましょう。その際、事前に社務所に電話をして予約をしておくとスムーズに厄払いを行なってもらえます。

 

祈祷料は場所によりますが、3,0007,000円が相場。奇数金額は縁起が良いとされているので、3,000円・5,000円・7,000円を用意するのが一般的なようです。祈祷料もお財布に入れて持っていくのではなく、のし袋に「御祈祷料」「玉串料」「お布施」などと書き、裏面には金額を記載して持参します。

 

服装はあまり気にしなくても大丈夫ですが、中にはジーパンNGの場所もありますので事前に確認しておくと安心です。TPOを考えた服装であれば、問題なく厄払いを行なってもらえます。

粗塩風呂で厄払い

身を清めるという意味でも、粗塩風呂は厄払いに繋がります。浄化力が強く、ネガティブなエネルギーを吸収してくれる粗塩は、古来から浄化・厄除け・厄払いに使われてきたアイテムです。食塩や焼き塩ではなく、粗塩さえ用意できればやり方は意外と簡単です。

 

きちんとお風呂掃除をしてから、新しいお湯を沸かします。新しいお湯はマイナスエネルギーを吸収してくれるのです。そこに粗塩50100グラムを投入。量は多いほど効果あり。しっかり塩が溶けたら全身湯船に浸かりましょう。頭まで浸かるとより効果的。これだけでOKです。

 

ちなみに、日本酒を12合加えると効果アップが狙えます。銘柄や値段はこだわらなくてもOK。ただし、清酒は避けましょう。

簡単!手洗い・うがいで厄払い

日常的に行なう手洗い・うがいですが、意識を変えるだけで厄払いの効果が得られます。人は外にいる時にマイナスエネルギーの影響を受けるそう。「厄除け・厄払いを意識する」「黒くてモヤモヤした悪い気が流れていくことをイメージする」「清浄されるイメージを持つ」、この3つを意識するだけで厄払いの効果があるのです。帰ったらすぐに厄払いの手洗い・うがいをする習慣をつけておきたいものです。

本格志向の方は盛り塩で厄払い

霊的現象が起こった時に行なうイメージが強い盛り塩ですが、厄払いにも持ってこいです。これも粗塩風呂と同じく、古来より魔除け・浄化などに使われてきた方法です。

 

まず、粗塩と小皿を用意します。小皿の色は何色でも大丈夫です。正確でなくても構いませんので、粗塩で三角錐の山盛りを作ります。その盛り塩は部屋の四隅に置いてもいいですし、玄関・入り口などの出入りが多い所に置いてもいいでしょう。交換のタイミングは1週間程度。使い終わった塩は洗面所やトイレなどで流すようにしましょう。今はネット通販で盛り塩セットが売られていますので、それを使ってみてもいいかもしれませんね。

厄年の過ごし方を覚えておこう!

厄年となると、分かっていても身構えてしまいがち。「いつもと違うことをすると失敗しそう」「嫌なことがたくさん起こりそう」と疑心暗鬼になってしまうこともあるかもしれません。そんなとき、どう過ごすべきなのでしょうか。

 

まず覚えておきたいのは、「気にしすぎない」ということ。心の持ち方ひとつですが、とても大切なことです。そもそも、女性の30代は6年間も厄年があります。「厄年だから……」と気にしすぎると何もできなくなってしまいますよね。6年間もじっとしているのは、とても辛いこと。だからこそ、「今年も楽しく過ごそう」と思うことが大切になってくるのです。そうすることで、「楽しいこと」を引き寄せることもできます。

 

心構えができたら、「日々の健康管理」をしっかり行なって過ごしましょう。30代は20代の若い頃と比べて体力が一気に落ち始める時期。厄年に関係なく、体調を壊しやすくなってしまいますので、運動とバランスの良い食生活に気をつけましょう。「厄年だから病気になった」なんてことにならないためにも、健康管理をしっかり行なっておきたいところです。

 

また、30代は多くのライフイベントが起こる時期です。できるなら、結婚・新築・引っ越し・転職など、今後の人生を左右する大きな決断は先送りした方が良いと言われています。しかし、出産に関しては子どもが厄落としをしてくれると言われているので、厄年に行なっても問題はありません。

厄年が続く30代も輝くために……

 

分かっていても「厄年」となるとあまり気分がいいものではありません。しかし、厄年が生まれたのは今から1000年以上も前のこと。その頃とは環境も生活も大きく変わってきています。そのため、厄年=嫌なことが起きる年、という概念も変わってきているのではないでしょうか。あまり深く考えず、毎日を楽しく過ごすことで、自然と厄払いにつながるかもしれませんよ。

 

こいとり~30代女子に忍び寄る厄年……知っておきたい厄年の過ごし方~

 

 

 

 

 

 

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