毎日仕事に必死で、恋愛している余裕がない……。彼氏との関係もマンネリ化してきて、胸キュンすることも減っちゃった……。そんな、深刻な“ときめき”不足のみなさん。誰かの恋愛エピソードを知ることで、恋愛へのモチベーションを取り戻しませんか? 筆者が友人にインタビューして、実際にあった胸キュンエピソードを集めてみました。
【学生恋愛編】1年のすれ違いを乗り越えて……(25歳・ライター)
トップバッターは筆者の実話恋愛エピソードです。中高一貫の学校に通っていたわたし。中3の冬、席替えでMくんという男の子が前の席になりました。彼はお調子者で、クラスのムードメーカー的存在。どちらかというとクラスでは目立たなかったわたしにも、「この曲知ってる?」「この間部活でこんなことがあってさ」と気さくに話しかけてくれて、毎日Mくんと話すことが楽しみになっていました。
渡せなかった、バレンタインのチョコレート
中3の2月。Mくんから「友チョコでいいから、オレにもバレンタインのチョコちょうだい」とお願いされました。しかし、そのあとすぐ仲の良い友人もMくんのことを好きだという事実が発覚。友情と恋愛を天秤にかけたわたしは、彼のことを諦めることに。バレンタイン当日、「忙しくてチョコつくれなかった、ごめんね」と誤魔化してしまったのです。「全然大丈夫だよ」と言ってくれましたが、お互い気まずくなってしまって。席替えのタイミングが重なったこともあり、疎遠になってしまいました。
1年越しの告白
季節は流れて、高1の3月。高校進学のタイミングでMくんとも友人ともクラスが離れ、進展のない日々が続きました。しかし、終業式が終わったあとの帰り道、Mくんとばったり遭遇したのです。最初は当たり障りのない会話をしていたのですが、「あのときのバレンタイン、本当はもらえなくてショックだったんだよね」という言葉をきっかけに、本当はチョコを渡したかったこと、いまでも好きだということを伝えてしまいました。
すると、彼も照れながら「好きでもない子にチョコをお願いするわけないでしょ」と。お互いに片想いしていたことがわかり、晴れて付き合うことになりました。いまでは別れてしまいましたが、とても大切な青春時代の思い出です。
【職場恋愛編】送別会で泣いちゃうほど、彼が好きでした(28歳・営業職)
彼は会社の上司。わたしが新入社員として彼のチームに配属されたことが、出会いのきっかけでした。チームのメンバーで毎週末飲み会やキャンプ、BBQをするほどみんな仲が良くて。その中でも彼は明るくて、ノリがよくて、飲み会は必ず朝まで付き合っちゃうタイプ。正直、最初は「話しやすくて面白い上司だな」としか思っていなかったですね(笑)。
意外なギャップに、胸キュン
入社してしばらく経った頃、仕事でミスが重なってしまったことがあって。落ち込んでいると、彼が声をかけてくれたんです。最初は怒られるのかなと思っていたら、「いまは辛いかもしれないけど、○○が頑張ってること、オレはちゃんと見てるからね」と優しく慰めてくれて。飲み会でふざけている姿を見ることが多かったから、真面目な“上司”の顔にびっくりしちゃって。いつもはお調子者な彼のギャップを感じたことがきっかけで、少しずつ意識するようになりました。
彼の異動が、恋心を気づかせてくれた
彼のことが好きだと自覚したのは、彼に異動の辞令が出たとき。大阪から名古屋に異動すると知って、自分でも驚くほど動揺してしまったんです。それからは、彼の顔を見るのも辛くなって。ああ、わたし、彼のことが好きだったんだなって、やっと気づきました。
でも、ずっと上司と部下の関係だったから、気持ちを伝えることが難しくて。送別会の日、思わずひっそり泣いてしまったんです。迷惑にならないように外へでると、彼が心配して追いかけてくれて。その場で勢いあまって告白しちゃいました。すると、彼も同じ気持ちだったことがわかったんです。「これからは遠距離になるけど、必ず幸せにするから」と真剣な気持ちを伝えてくれて。そのギャップにも、またキュンとしちゃいました。
【年下の彼編】可愛い弟分が“男性”に変わった瞬間(24歳・販売職)
わたしが新卒で配属されたインテリアショップで、アルバイトとして働いていたのが彼でした。彼は2つ年下で、当時21歳。まだ大学生でしたが、3年近くお店で働いているベテランスタッフ。なにかとドジが多いわたしをフォローしてくれて、「○○さんは僕がいないとダメですね」なんて生意気を言ってくる、可愛い弟分のような存在でした。
辛いとき、そばで支えてくれた存在
入社してしばらく経ったとき、学生時代から付き合っていた彼氏にフラれてしまって。毎日落ち込んでいたら、彼が「辛いことがあったときは、楽しいことで忘れるのが一番ですよ」と、飲み会やボーリング大会を企画してくれて。失恋から立ち直れたのは、彼の存在が大きかったですね。
そのときはまだ可愛い弟分的な存在だったんですが、大人ぶってわたしの頭を撫でてきたり、ほかの男性に嫉妬するような発言をしたり、「あれ、この子もしかしてわたしのこと好きなんじゃ……」って意識するようになりました(笑)。
彼が、“頼れる男性”に変わった瞬間
付き合うきっかけになったのは、わたしが仕事でお客様のクレームを対応したときのこと。悔しくてバックヤードで泣いていたら、彼がやってきたんです。すると、「やっぱり○○さんは放っておけないですね」と言われて。「わたしが頼りないってことでしょ」と反論すると、「そうですねぇ。年上なのに泣き虫だし、抜けてるところがあるし……。でも、そんな○○さんのこと、好きになっちゃったんです」と。わたしが驚いていると、「これからは彼氏として、僕に支えさせてくれませんか?」。まっすぐ目を見てそう言ってくれた彼は、いままで見たことない“男性”の顔をしていました。彼はもう就職していますが、いまも変わらずわたしのことを支えてくれる、頼りがいのある彼氏です。
【プロポーズ編】思い出の場所で、一生忘れられないサプライズ(30歳・主婦)
2人の出会いは、大学時代のテニスサークル。わたしが1年生の頃、彼は3年生でサークルの代表。人望が厚く、いつもみんなの輪の中心にいるような人でした。1年目の夏合宿のときに彼から告白され、サークル内恋愛がスタート。わたしが社会人になってからは同棲もしていましたが、「まだ社会人2年目だし、プロポーズはもう少し先かな」と考えていました。
思い出の場所で、最高の仲間に囲まれて
ある日、サークルの友人に「久しぶりに大学へ遊びに行こうよ」と誘われたんです。学食でご飯を食べたり、ゼミの教授に会いに行ったり、母校を懐かしんでいました。サークルの後輩たちに会いに行こうとグラウンドへ向かった瞬間、信じられない光景が広がっていました。
テニスコートには現役時代の同期や先輩、後輩が50人近く集まっていて、中心にはスーツ姿の彼が。友人に手を引かれて彼の前に連れて行かれると、彼が両手に持っていたひまわりを差し出して「結婚してください」。ひまわりは、彼との初デートで出かけた花畑で見た思い出の花でした。涙で言葉が見つからなくて、何度も首を縦に振りました。プロポーズを見守っていた仲間たちが歓声を上げて駆け寄ってきて、あっという間にもみくちゃに。一生忘れられないサプライズでした。
結婚への想いを、ちゃんと伝えてくれた
プロポーズを受けた日、2人で暮らしている家に帰ると「改めて話がある」と言われました。すると、「さっきはみんなの前だったから照れくさくて言えなかったけど、俺がサークルを頑張れたのも、毎日仕事を頑張れるのも、○○ちゃんがそばにいてくれるからだよ。これから夫婦になっても、ずっと大好きだからね」と、改めてプロポーズをしてくれたのです。これから先、何度もケンカすることがあっても、このときの幸せな気持ちを忘れずにいようと思いました。いまは結婚5年目を迎えましたが、プロポーズのときの話をすると「恥ずかしいからやめてよ~」と照れる彼が可愛くて(笑)。結婚って、いいものですよ。
まとめ
胸キュンは、毎日を楽しくするためのココロの栄養剤。学生時代の甘酸っぱい恋愛を思い出したり、彼氏への愛おしさを再認識したり、「こんな恋愛してみたい」とやる気になったり、すこしでもあなたが前向きな気持ちになれたのなら嬉しいです。
こいとり~胸キュンを取り戻せ!本当にあった恋愛エピソード4選~