動物占い、タロット占い、姓名判断、四柱推命……占いは色々ありますが、今回ご紹介するのは「なっちん占い」です。“なっちん”というとカワイイ感じですが、実はこちら2000年の歴史がある由緒正しい占い。陰陽師・安倍晴明も使っていたという「なっちん占い」がどれくらい当たるのか、検証します!
江戸時代にも大ブレイク?!
なっちんは漢字で「納音」と書き“隠された本性”という意味を持つそう。古代中国で生まれ日本に伝わってからは、安倍晴明をはじめとする陰陽師も使うようになりました。生年月日に基づいて、性格を30パターンに分類する「なっちん占い」。当時の権力者たちは、政治や政策に関わる人事を判断する際にも、「なっちん占い」を使っていたそうですよ。
“秘術”として陰陽師の間で使われていた「なっちん占い」ですが、江戸時代になると、一般人にも伝わり大ブレイクしました!
さっそく自分の“なっちん”を占ってみましょう!
占い方は、誕生日を入力するだけ。ネットでできる「なっちん占い」をいくつかご紹介します。
かわいいわんちゃんのイラスト付き!(オススメ度:★★★☆☆)
同じ“なっちん”の有名人が分かる! (オススメ度:★★★★☆)
対人関係、恋愛で陥りがちなポイントも丸裸?(オススメ度:★★★★★)
【効果検証】 筆者の友人を、勝手に占ってみた
筆者の“なっちん”は白鑞金(はくろうきん)でした。「争いを避ける平和主義者(競争がキライなので、当たり)」「人の影響を受けやすい(ミーハーなので当たり)」など、確かにそこそこ当たっている気がします。
しかし正直な所、客観的に見てみないと、当たっているのか当たっていないのか分かりません。そこで、筆者がよく知る友人を勝手に占うことで、「なっちん占い」の効果を検証してみました。
効果検証するにあたり、設けたルールは3つ。
- 占うのは、素を知っている友人のみ(10年以上の付き合いがある友人を3人チョイスしました)
- まずは何も見ずに、自分の主観で友人の印象を書き出す
- その後「なっちん占い」を行ない、上で挙げた印象とどれくらい共通部分があるか検証
筆者が10年以上かけて知った友人達の姿を「なっちん占い」が言い当てていれば、「なっちん占い」は当たる、と見なします。
※検証では、上記でご紹介したオススメ度がもっとも高いTRIZT納音占いを使いました。
一人目:美しきバレエダンサー・Oちゃん
- 筆者の主観
・ゆるがない自分らしさを持っている。
・才能と美的センスがある。
・周囲から一目置かれている。
・一方で、何を考えているのか周りから分かりづらい。
- なっちん占い結果(要約)
・非凡な才能を持ち、芸術家肌でもある。
・価値を見いだされて大物へと成長していく人。
・いるだけで存在感があり絵になる人。一目置かれ恐れられる存在でもある。
・自分なりの美意識哲学を持つため、表面上はおおらかに振る舞う。
【結論】すごく当たっている……! 結果を見て「おお!」と驚きました。
二人目:イカつい寂しがり屋・Rくん
- 筆者の主観
・見た目は強そうだけど、寂しがり屋で人懐っこい。
・人知れずヤキモチを焼いていることが多々ある。
・周りへの愛が深い。
・頭がいい。
- なっちん占い結果(要約)
・愛されたい気持ちが強く、愛する人の影響を受けやすい
・傷つきたくない気持ちが、人を気づかう優しさへ転じる
・義理堅く、年功序列をわきまえる。実力者と交流を深めるのが得意。
・他の人にはないすごい才能を持つ
【結論】まあまあ当たっている。特に当たっていたのは、対人関係面。
三人目:彼氏が途切れない 愛され保育士・Sちゃん
- 筆者の主観
・癒し系に見えて、実は結構強い。
・人を惑わせる力がある。
・実は理系で頼りになる。
・面倒くさいことはキライ。
- なっちん占い結果(要約)
・感情豊かで同情深い。
・相手を信頼させ、期待させるものを持っている。
・あめとむちを上手に使い分ける。深く愛したい一方で、移り気。
・親しい人に対してはルーズな面を見せる。
【結論】当たっていて、思わず納得。彼女の魅力を「なっちん占い」が言語化してくれ、愛される理由が分かった気さえします。
【総括】「なっちん占い」は当たる
3人の結果はそこそこ当たっていました。また、個人的に3人との相性を占ってみたのですが、全員、筆者との相性が90%以上でした。だからこそ10年以上の付き合いに発展したのかもしれません。昔、人事を判断する際に「なっちん占い」が使われていたというのも、頷ける気がしました。
2000年の歴史を持つ「なっちん占い」で、人間関係を円滑に
「血液型、何型?」なんて会話はよくしますが、しょせん血液型は4パターン。星座だって12パターンです。対して「なっちん占い」は30パターン。血液型や星座よりも、細かくその人の個性を表してくれます。
人事異動があったり、新入社員が入ってきたりと、新たな出会いが多いこの季節。日頃の人間関係に“なっちん”を活かしてみるのはいかがでしょうか。「新しい上司はどんな人?」「気になるカレはどの“なっちん”?」といった風に、いろんな場面で使えるかもしれませんよ。
参考サイト: