コツコツ貯金して節約も頑張っているんだもん！ ボーナスで、ずっと欲しかった某ブランドのお財布を買いたい……。これって無駄使いじゃないよね！？
今回も「学者」にして「投資家」、東大教授でありながら一代で巨万の富を築き上げた明治の伝説の大富豪、本多静六博士！……の、DNAを（なぜか）受け継ぐ“静六ネコ”が、あなたのお金のギモンに答えます！それでは早速、事務職27歳のA子さんからの質問です。
A子からの質問- ボーナスが出たらぜったい買う！ って決めてた某ブランドの七万円のお財布があるんです！でも、今日ネット通販で理想のお財布とちょっと似ている、七千円のお財布を見つけてちゃって……。これはこれで可愛いかな……。何より、お値段がかわいいかな……って、正直、迷っちゃってます。あたし、七万円のお財布と七千円のお財布、どっちを買えばいいですか！？
静六ネコ- むーん……（腕組）
意外かもしれんが、ワシのお勧めは、七万円の財布ニャッ！
「えっ、どうして！ 節約するなら七千円のお財布でしょ！？」という声が聞こえてきそうだニャあ……。
確かに、節約で考えるなら、七万円より七千円。安い財布を買っておけば、今、無くなる金は少なくて済むニャ。
しかしニャ、「ボーナスが出たらぜったい買う！」と決めていたほど欲しい財布を買わずに、それに似た安物を買って済ませてしまうと、「本当に欲しいものが手に入らないストレス」が心の中に溜まってしまうんニャ。
そのストレスは、せっかく貯めた金を後々散財するほどのやっかいなモノでニャあ……。
ニャに？ 迷ったら、高いほうを買えという意味なのかとニャ？
ばっかもーん！！！（静六ネコ愛の猫パンチ）
迷ったら「ほんとうに欲しいほう」を買え！ という意味ニャ。
ほんとうに欲しいものを買える自分に満足し、ほんとうに欲しいものだけに囲まれて暮らす。
これが、理想の節約生活ニャ！ 心して、ずっと欲しかった七万円の財布を買うがいいニャ！
まとめ
節約とは、安物でガマンすることではなく、本当に欲しいものだけを買うために、ムダなものを一切買わないこと！これを突き詰めると、値段が高い、安いだけを基準に、お買い物することがなくなります。
この感覚を鍛えるためには、日々小さなのお買い物から「本当に欲しい？ いま必要？」を自問自答するクセをつけるといいですよ。
著：有我咲英（作家）
『ネコが教えるお金の話』
■全国書店にて発売中
■1620円（税込み）
■著：有我咲英
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