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【教えて、静六ネコ!】お金を貯めたければ、あえて高いものを買うべし

ありとあらゆる節約術を試したり、貯金のコツを探したり……そんな堅実ガールに大反発、大ブーイングされそうな、“あえて高いものを買う!節約術”ってなに? そんなこと、本当に出来るの?

今回も「学者」にして「投資家」、 東大教授でありながら一代で巨万の富を築き上げた明治の伝説の大富豪、本多静六博士!・・・の、DNAを(なぜか)受け継ぐ“静六ネコ”が、あなたのお金のギモンに答えます!それでは早速、事務職27歳のA子さんからの質問です。


A子からの質問
あたし、少しでも節約するために、服や靴は来年まで使えそうものを夏の最終バーゲンでまとめ買いすることにしています。で、30%オフと50%オフのトップス、どっちを買うか迷ったら、割引率の高い50%オフを買うようにしてるんですけど。“あえて高いものを買う”ってことは、うーんと、30%オフのほうを買え!っていう意味ですか?

静六ネコ
バッカもーん!!!(静六ネコ愛のネコパンチ)割引率の話のわけがニャいっ!!!
そもそも、その“30%オフと50%オフのトップス”というのは、本当に好きで、毎日着ていても飽きニャい!という服なのかニャ?
なんとなく、一枚あると便利だから……着回しがきくから……みたいな、ふんわりした理由で買っとるニャら、例え夏のバーゲンで30%オフと50%オフになっていたとしても、ムダな買い物。
ムダな買い物こそ、節約術の真の敵ニャっ!
ワシがいう「あえて高いものを買う!節約術」とは、「本心で惚れ込んだものだけを買う!」という意味ニャっ!例えば30%オフと50%オフの服、どちらも買わずに、秋物新作で出ていたプロパーの服を買う。「心から大好きで、毎日毎日、洗濯しては着て、洗濯しては着て、ボロボロになるまで着てもいい!むしろ着たい!」と思うレベルのものだけを買え。という意味ニャ。
毎日、同じ服を着て会社にいくわけにはいかニャイ? そんな生ぬるいことを……と言っても、うら若い女性には酷なことだニャ。
そんなときは、トップスではなくボトムスの数を徹底的に絞り込む。体にフィットした質のいいボトムスを身に付ければ、トップスが多少アレでもなんとかニャ!

バーゲンで、なんとなく選んだ安物の服を来年の夏の分まで買っても、節約出来ないばかりか、オシャレにも見えない。少ない服でオシャレに見せるのは、オシャレ上級者じゃなければ無理なような気がしていると思うんですが。オシャレ上級者じゃなくても、自分の体型に合うボトムスを身に付けることで、ぐんとこなれて見えます。

まとめ

服は、バーゲンの値引率で選ぶべからず!服の数を絞り込んでも、体にあうボトムスさえ見つけることができれば、オシャレと節約が手に入る!この2点を覚えておきましょう。

※そもそも、本多静六博士ってどんな人?
明治大正昭和を生きた、東大教授。林学博士。明治神宮の杜や日比谷公園の設計者であると同時に、堅実な蓄財方法を実践して、いまの貨幣価値に換算すると約500億円の貯金を持っていたスゴイ人。

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■著:有我咲英
■ヴォイス