今回は、教育資金の計画的な積み立てに役立つ『学資保険』について。将来、赤ちゃんが出来たら、検討を始めるタイミングが大切。バリキャリ派もゆるキャリ派も、結婚・出産を考えている場合は、知っておくとよいでしょう。
まずは学資保険の仕組みから
お子さまが所定の年齢に達した時には進学学資金を、満期時には満期学資金が受け取れるものです。保険契約中に契約者(ご両親など)に万一のことが起きた場合、以後の保険料の払い込みが不要(保険料払込免除)となり、満期学資金の受け取りまで契約は継続します。
早めの検討が◎なワケ
早く契約し、払込期間を長く設定すれば、1回当たりの保険料の負担は軽くなります。また、以前にも触れましたが、保険料の一部は保険会社で運用される仕組み。払込期間を短く設定するなど、保険料を早く払い込むことで、払込保険料総額が少なくなり、戻り率(返戻率)もより魅力的になります。早目に検討を始めて、加入の時期もしっかり見極めると良いでしょう。
出産前は学資保険を検討するのにふさわしい時期
お子さまが産まれる前は、出産後よりもある程度時間にゆとりもあり、お腹の子の将来を考えて教育資金を準備し始めるのにふさわしい時期。学資保険に加入されているご家庭の多くは、お子様が0歳のときに契約される傾向にあります。また、保険会社によって、予定日の前日までの日数が140日や91日以内であれば加入できる学資保険があります。
【まとめ】
学資保険だけではなく、全ての保険に共通することでもありますが、保険の払込保険料総額は数百万円になることも。教育資金の計画的な積み立ては、学資保険や積立型の保険以外にも良い方法が見つかるかもしれません。検討を始める前にお金に詳しいアドバイザーを見つけて、早めに相談しておくと安心ですね。