最近ハヤリの「断捨離」。断捨離とは、片づけ方法のひとつではなく「モノへの執着をなくす」という心の在り方を示したもの。身の回りの不要なものを断つことで、さまざまなしがらみから解放されようという考えです。いまあなたの家の中にも使っていないモノがありませんか?古いモノを無駄に溜め込んでいませんか?「いつか使うかも」「もったいない」と思いながらも使っていないものは、自分でつくりだした重荷です。特に女性は服やバッグ、化粧品など身の回りの物品が多くなりがち。この際、アイテム別に断捨離を実践して、身も心もすっきりさせちゃいましょう!
まずはクローゼットにある洋服から
タンスやクローゼットに眠っている洋服、どれくらいありますか?思い出すだけで恐ろしい…そんな人もいるでしょう(笑)とにかく、しまってあるものをぜんぶ引っ張り出して床に広げましょう。1着1着「とっておくもの」「捨てるもの」「わからないもの」に分けていきます。ここでの仕分けのポイントは冠婚葬祭用を除き、1年以上着ていない服はとにかく捨てること(ジャスト1年でも着ていなかったら捨てる!)。また、毛玉や襟元の黄ばみ、素材の傷みが目に着いたアイテムは買い替えどきと判断して捨てること。そうして分けていくと、思い出がある服や誰かに買ってもらった服など、捨てるべきか?とっておくべきか?どうしても「わからないもの」が出てくるはず。ここでの見極め方は「深いたたみジワができていないか?」「その服につまった思い出は自分にとってこれからも必要なのか?」「災害時に持って逃げるほど大切なものか?」ということ。洋服に深いたたみジワができているってことは、これからも見返すことなくタンスの肥やしになる可能性が大。服に詰まった思い出は、その服を捨てても消えません。最後の「災害時に持って~」という質問は、どうしても決められないときに自分へ問いかけてみてください。ちなみに、スマホで写真に残してさっさと捨てるのもひとつの手です。
気づかないうちに増殖していくバッグと靴
バッグは手持ちが劣化して清潔感がなくなっていないか?四隅が擦れてハゲていないか?こちらも素材が傷んでいる、変色している、穴や傷がある、古くなったものは捨てるようにします。(ただし、ハイブランドのバッグで修理ができるものはしておきましょう。ハイブランドであれば使わなくてもすぐ売れるものや、後々高値が付くものがあるようです。)また冠婚葬祭用を除いて2年以上使っていないバッグや靴は捨てましょう。バッグは、気づかないうちに似たようなデザイン・用途のものを複数持っている場合があります。自分の服装と相性がいいもの、使い勝手がいいもの、より状態がいいものを選定して、それ以外は思い切って処分を。残すなら、カジュアルにもドレスアップにも使いまわせる中間のテイストのものや、ベーシックなデザインのものがオススメ。流行だから、安かったから買ってみたバッグは、数回使ったあとはクローゼットの奥で眠っている…なんてことも珍しくありません。これから自分が年齢を重ねても使えるバッグなのかを考えてみましょう。どうしても多くなりがちな靴はパンプス、ブーツ、サンダル、スニーカー、フラットシューズ、レインシューズなど1種類につき1~2足しか持たないと決めて、仕分けしていくとGood。その際に履き心地もあらためて確かめましょう。足が痛くなってしまう靴は、自然と出番も減っていくものです。
実は使用期限があった!?化粧品
季節限定のパレットやクリスマスコフレ…化粧品も集め出せばとまらない、沼が深いアイテムです。しかし、何年も使いつづけているアイシャドウやチークなどはありませんか?実は化粧品には使用期限があります。基本的には未開封であれば3年以上ですが、開封すると使用期限は短くなり、長くても数ヶ月~1年ほどで捨てることが推奨されています(アイテムによって異なる)。というのも、使うときに空気に触れることで酸化していきますし、肌に触れたチップやブラシによりバクテリアや菌が繁殖しやすいそうです。開封して数回しか使っていない眠っている化粧品や、何年も使い続けている化粧品があれば、すぐに処分を。未開封の場合でも変色している、油が溶け出している、変なにおいがするなど明らかに状態がおかしい場合はは即刻捨てること。使わないけどパッケージや色が可愛くてもったいない…なんて言っていないで、スマホで写真に残してさっさと捨てるのが賢明です。また、年齢とともに使える色・映える色も変わってきます。自分の肌や唇にのせてみて、以前より映えない、色が合わないと感じたものも、この際処分してしまいましょう。
まとめ
断捨離をし終わったら、思っていた以上に身も心もすっきりするはず。だからといって、また買い込むのはNG。ひとつ何かをかったら、ひとつ処分する。このルールで物を増やさないように心がけるのも大切です。モノは放っておけば、無限に増えていくものです。