こんにちは、『女子ツク!』副編集長の安野チズルです。みなさん、先週9/17(土)より公開された映画『オーバー・フェンス』はもう御覧になりましたか?働く女性にイチオシの映画として『女子ツク!』でも絶賛応援中!この秋大本命な良作映画です。函館での撮影こそ行かなかったものの、取材やイベントまで参加して追っかけ続けた私・安野が、独自ルートで(!?) 集めた撮影ウラ話をこっそりお届けしちゃいます。これから観る人も、既に観たという人も、どうぞご覧あれ!
オダギリジョー篇:大工の腕前はホンモノです
自身も大変なインテリアマニアだというオダギリジョーさん。椅子などを自分で作った経験もあるほど。職業訓練校では家具製作を習うシーンが多々出てきますが、彼は演技ではなく、マジで家具を製作していたそう。カンナで木を削ったり、トンカチで釘をトントンとたたいたり、大工仕事が楽しすぎてカットがかかった後も作業に没頭していたとか。オダギリジョーメイドの家具が購入できる日もいずれ来るかも(笑)?
蒼井優篇:声が出ない!?アフレコ寸前シーン!
観た人ならわかる、見せ場ともいえる白岩(オダギリジョー)と聡(蒼井優)の喧嘩シーン。蒼井優さんの声が枯れているのに気づいた人も多いはず。実は、当日体調不良で声が出なかった蒼井さん。無理やり振り絞って出したものの、かなりのかすれ声となってしまい、本人は「アフレコします……」と落ち込み気味。しかし、結果的にそのハスキーボイス効果でさらに臨場感がアップ!アフレコなしで採用されたといういわくつきのシーンなのです。
松田翔太篇:スクリーンの裏側でもムードメーカー
作品内でも職業訓練校チームのムードメーカーとなる代島役を演じていた松田翔太さん。クールな印象で、時に冷たく見えることもある彼ですが、実は人一倍の気遣いやさん。函館での撮影中、休憩中は他の俳優さんたちにお茶やお弁当を自ら配り歩き、夜に飲みに行った際は人見知りの激しいオダギリさん、蒼井さんおふたりの仲を真ん中に入って取りもったり、場を盛り上げることに一役も二役もかっていたんだそう。男前すぎますね!
満島真之介篇:え!? 本番中ですが?まさかのヘルメット提供事件!
何をやらせてもうまくいかない森役を演じた満島真之介さんにも奇跡的なエピソードが。訓練校でヘルメットを被る際に、あごひものストラップがうまく外れずにもたつくというシーン。本番中カメラがまわるなか、あごひもを必死に解こうとする満島さんの演技がリアルすぎたのか、映画監修に協力していた訓練校の職員が思わず「満島さん、これどうぞ」と代わりのヘルメットを差し出してしまったとか。もちろん、すぐさま撮影は「カット!!」。笑うに笑えない、でもやっぱり笑ってしまうミラクルな事件です(笑)。
山下監督篇:非公式エンディング!? あのロックバンドの曲をアテレコ
ロックバンド『Theピーズ』の大ファンとして知られる山下敦弘監督。今作のエンディングには、監督流のイメージソングとして、初号完成目前まで同バンドの「サマー記念日」をアテレコしていたとか。けだるい爽やかさがにじみ出るこの曲は、聴けばきくほど『オーバー・フェンス』の世界観とマッチ。
まとめ
公開一週間で早くもスマッシュヒットを飛ばしてる今作。すでにリピーターも続出しているとか……。 撮影裏話、ぜひ劇場スクリーンでご確認あれ♪