「夏の身体にお燗酒がぴったり」と以前お伝えしましたが、どうしても夏はビール一筋!と居酒屋で、ビアガーデンで飲み続けた方が多かったのでは?でも、秋の雰囲気を感じたらいよいよ本当に日本酒が似合う季節の到来です!この時期グルメな女子にオススメの日本酒を紹介します。
「さんまの塩焼き」と「丹沢山 麗峰」
丹澤山(たんざわさん) 麗峰(れいほう)
秋の味覚といえば、まずは秋刀魚ではないでしょうか?!北海道出身の私は、秋になるとあのふくよかなボディを思い出します。程よく脂が乗り、塩焼きしただで肝まで甘く美味しく食べることのできるまさに旬の味覚!!ここに合わせたいのは、神奈川県で造られる「丹沢山」の純米酒「麗峰」です。その昔日本酒界の重鎮・上原浩先生が「酒は純米、燗ならなおよし」と言いましたが、まさにそれを感じるお酒。心身に染み渡るような味わいが特徴です。高めの温度でお燗にしてあげれば、炊きたてのご飯さながらの強くて深い旨味が口いっぱいに広がります。これが秋刀魚と合わないはずはありません!お酒は温度が下がってきても、常温のままでも旨い、安定の一本です。
商品を見る「きのこのバターソテー」と「賀儀屋」
愛媛県にある成龍酒造「賀儀屋」の無濾過 純米 赤ラベル。このお酒は、愛媛県産の松山三井という食用米を使用して造られています。
(お米についてはコチラURL: https://joshitsuku.com/lifestyle081/をご覧ください)
究極の食中酒を造る、と掲げる蔵の周りは、畑や田んぼだらけの場所なんです。野菜、米、魚など採れないものはないんじゃないか?!というほど豊富な食材に囲まれたこの蔵だからこそ造れる、食事と一緒に合わせて美味しい、本来の楽しみを教えてくれる酒です。米の旨味がしっかりしているので、少し濃い味付けのものにもぴったり。きのこを頬張りながらどうぞ!
賀儀屋
材料:きのこ(舞茸、エリンギ、しめじなど)、にんにく、クミン
1)汚れを落とす程度に、軽く水で洗う
※洗いすぎると、簡単に栄養が逃げるので注意
2)よく温めたフライパンにオリーブオイルを小さじ一杯入れ、にんにくを炒める
3)色づいてきたら、きのこを入れサッと炒める
4)塩小さじ1とクミンを耳かき1杯ほど振りかけ、軽く火が通ったら火を止める
5)バターをひとかけら入れ、余熱で馴染ませる
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新米と「初孫」
秋といえば、新米!米と米から造られた日本酒を飲むと、まるで両手でおにぎりをモリモリと貪り食べている気分になります。それが少し塩をかけたり、具材が入るとどうでしょう!「日本人に生まれて良かったなあ」と、実感できる味わい深い組み合わせに変化します。日本酒の味わい方は、合わせるものによっても、その日の体調によっても感じ方が変化します。それをじっくり感じることのできる最高の組み合わせと言えるでしょう。「初孫 生もと純米」は旨味を強く感じ、ご飯の甘みと釣り合うことのできる酒です。生もと(きもと)という昔ながらの造り方をしており、通常の倍以上時間がかかりますがその分だけしっかりとした味わいになるというわけです。
初孫
塩・・・岩塩、湖塩、海塩を食べ比べてみる
米・・・新米を数種類炊いて同じ塩と日本酒で合わせ比べてみる
<ご飯を炊くときのワンポイント>
炊飯器に少量のにがりを入れると、お米が締まり噛むと味が出てくる美味しいご飯が炊けます。土鍋で炊くとよりその効果が高まりますよ。
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まとめ
秋によくオススメされる日本酒といえば、「秋上がり」「ひやおろし」などと呼ばれるものがあります。特別な名前がついているため季節限定品、という印象を与えるでしょう。しかしその名前をつけなくても、酒蔵や酒屋できちんと熟成をさせ、味わいを最大限に広げた上で飲ませてくれる日本酒はたくさん存在します。多様化した今、表記にあまりこだわらず自分の舌を信じてたくさん楽しんでくださいね!