美脚は、女性なら誰しもが憧れるスタイル。多くのエクササイズやマッサージ法が紹介され、スリムケア商品もたくさんあるので、帰宅してからホームケアを欠かさない女性も多いと思います。でも、帰宅してからでは遅いと感じたことはありませんか?朝はスッキリしていた足が午後になるとむくみはじめ、夕方にはパンパンに。夜デートがあるのにこんな足じゃ行けない!なんてことは?今回は仕事中にちょっとした動作を加えるだけで、働く女性の気になる「重だるい足の疲れやむくみ」を解消し、スッキリ美脚になれる方法を3つのパーツに分けてご紹介したいと思います。
【1】美脚に魅せる「骨盤&股関節」ゆがみケア
骨盤の開きや股関節のゆがみは、お腹・腰まわりはもちろん、下半身の血液やリンパの流れも悪くします。血行不良は老廃物の運搬・排出を滞らせ、冷えやむくみ、だるさにつながっていくのです。美脚のためにはまず、「骨盤&股関節」のゆがみケアが重要。骨盤は座ったままでも、股関節は立ったまま簡単にケアできます。
①[開いた骨盤を締める]両方の手のひらをグーにして、ウエストよりやや下の両わきにあてます。そこからお尻の中心に向けて、こぶしを使ってななめ下方向に流すようにこすります。少しずつ位置を下げながら、足のつけ根くらいまでこする動作を数回繰り返します。
②[仙骨を下げる]背中(おへその裏側)に両手のこぶしを当て、仙骨から尾てい骨に向かって真下に、こぶしを使ってゆっくりこすり下ろす動作を数回繰り返します。
③[股関節のずれを修正する]足のつけ根のわきに両手のこぶしを当て、そけい部をとおり恥骨に向かって、こぶしを使って前方ななめ下にこすり下ろす動作を数回繰り返します。
【2】「ひざ下&ひざ裏」
ひざのゆがみは、ひざ下の冷えやむくみの原因です。ひざ下の関節を整え、ひざ裏の血流をよくし、水分の排出を促しましょう。座ったままケアできるので、オフィスや電車でも気軽にできます。
①[ひざ下の関節を正す]ひざ下の外側に手のひらを当て、ひざ下をつかむようにして、ひざ外側から内側に向けて、真横にこする動作を数回繰り返します。片方ずつでも、両ひざ一緒でもOK。
②[ひざ裏の血流をよくする]片方のひざ裏に両手の親指を当て、下方向にもみ下ろす動作を数回繰り返します。
【3】「ふくらはぎ&足首」
ひざ裏からふくらはぎの血流をよくするためには、水分の排出を促す「膀胱経」という経絡を流します。足首のねじれも解消し、キュッと引き締まったふくらはぎと足首に戻しましょう。オフィスでもどこでも、ちょっとむくみが気になったときに座りながらできるケアです。
①[ふくらはぎをほぐす]片方のひざ裏に両手の親指を当て、ひざの裏からふくらはぎの上まで、上から下に向けて流すようにこする動作を数回繰り返します。
②[足首のねじれを解消する]足首を外側からつかみ、内側に向かってねじるようにこする動作を数回繰り返します。
③[足首の血流をよくする]手のひらをグーにして、アキレス腱の外側を、ふくらはぎの終わったところから、かかとのつけ根まで上から下に向けて流すようにこする動作を数回繰り返します。次に、アキレス腱の内側を、かかとのつけ根からふくらはぎが終わったところまで、上に向かってこする動作を数回繰り返します。
【まとめ】
ゆがみやねじれを解消することが、美脚への近道です。立ったまま、座ったままできる簡単ケアで、疲れ・むくみ知らずの美脚を手に入れましょう。
[参考文献]松永式 からだ洗いダイエット―洗い方を変えれば、やせたい部分が細くなる!
(松永みちこ著)