東京の桜の開花宣言が発表され、花粉症が猛威を振るう春本番の季節。ふとテレビに目を向けると、日焼け止めのCMが流れていることに気が付きました。紫外線ケアは夏のイメージをお持ちの方も多くいらっしゃると思いますが、美容に気を遣う女性たちの間では、夏の前の5月頃から特に紫外線が強くなることは常識となっています。でもまだ今は4月、屋外でレジャーやスポーツを楽しむ季節になったとはいえ、どうしてこの季節に紫外線ケアなのでしょうか?紫外線は乾燥肌の大敵、実は今が危ない紫外線のホントをお教えします。
紫外線量の多い時季とは
紫外線が強い=紫外線量が多い季節は夏です。1年で最も紫外線量が多いのは、これまでは8月とされてきましたが、過去2年の気象庁データ(つくば観測地点)を見ると、現在は「7月」となっています 。でも、7月や8月に紫外線量が多いのはもう常識、皆さんも当然のように紫外線ケアをしっかりとされていると思います。では何故、その前の春の季節に、紫外線に気をつける必要があるのでしょうか?
紫外線量より紫外線量増加率
その答えは、前月からの紫外線量の増加率にあります。
秋冬の間は毎月のように減少していく紫外線ですが、1月から徐々に増えだし、3月には増加率がぐんと上がります。そして5月には最も紫外線量の多い7月とほぼ同じ増加率で紫外線量が増えます。特に3月は、冬の乾燥で肌が弱っているところに、急に紫外線が増えるので、保湿と紫外線ケアの両方が必要となる時季といえるのです。
ということは、紫外線ケアは「3月」からなのでしょうか?
いいえ、違います。
もちろん、紫外線量が多い時季にしっかりとケアをする必要はありますが、紫外線は1年中私たちに降り注いでいますので、年間を通して紫外線ケアをすることが必要とされるのです。
肌の乾燥対策は紫外線ケアから
紫外線は、肌の角質層にダメージを与えて、保湿機能を低下させて肌の水分を奪ってしまいます。これが紫外線による肌の乾燥のメカニズムです。乾燥は、シワやたるみのほか、乾燥によって危険を感じた肌が余計な皮脂を分泌することでテカりや毛穴のトラブル(大人ニキビ)の原因にもなります。紫外線による肌の乾燥を防ぐためにも、日焼け止めクリームや日差しを避けるグッズなどで日焼けを予防し、受けてしまった肌ダメージはしっかり保湿をして、乾燥による肌トラブルを防止しましょう。
まとめ
乾燥の季節のあとの弱った肌を守り、日差しの強い夏に備え丈夫で健康的な肌を作ることが、いつも絶えない女性の肌の悩みを解消するコツなのですね。春の紫外線ケアに注目です。