本当にあった恐い働き女子…季節はずれのオフィス怪談

本当にあった恐い働き女子…季節はずれのオフィス怪談

オフィス怪談

”怖い話”と聞くと「白いワンピースを着た髪の長い女性が…」と想像する人が多いと思いますが、やはり本当に怖いのは生きている人間。妬み嫉みだったり、歪んだ愛情だったり、長年の恨みだったり…。幽霊とはまた違った怖さがありますよね。今回は、身の毛もよだつ、ある中小企業で起きた怖い話をご紹介します。

身に覚えのないメールが…

とある会社の東京本社に1本の電話が。かけてきたのは、地方でマネージャーとして働く20代後半のA子さん。「同じ拠点の男性責任者からセクハラを受けています。もう限界です」とSいった内容のSOSの連絡でした。それは大問題だ、と一度彼女のオフィスに様子を見に行くと伝えると「報告したことがバレるからそれはやめてください。証拠はあります。今度私が本社に持って行きます」の一点張り。本人の意思を尊重し、実際に見に行く話はナシになりました。数日後、電話での約束通りA子さんがメールのやり取りを大量に印刷して東京本社へやってきました。よほどヒドかったのか、ご丁寧に手書きの解説付き。「彼をクビにするか、私を東京本社に異動にしてください!」とA子さんの怒りのボルテージはMAX。このままにしておけないということで、遂に男性責任者を直接問いただすことに。メールが印刷された紙を見せると男性責任者は「身に覚えがありません。そもそもこの日は有給をもらっていて会社のパソコンからはメールを送れないです。休んでいた証拠もあります」。後から調べると、男性責任者の言っていたことと証拠が一致。あのメールのやり取りは一体…?

周囲も騙され…

他の誰かの嫌がらせなのか、A子さんの自作自演なのか…話は結局うやむやなまま数日が過ぎました。そんなとき、男性責任者の部下でA子さんの同僚という人から本社に連絡が。「部下の女の子が上司からセクハラされているみたいです。助けてあげてください」。しかし、真実が分からないまま男性責任者を辞めさせるわけにはいきません。どう対処するかと担当者は悩む日々。その間にも「いつになったら決まるんですか?」とA子さんから毎日連絡がきていたそう。そんなとき急展開が。なんと、男性責任者がいない間に彼のパソコンを勝手に使用しているA子さんの姿の目撃証言が上がりました。その後確認してみたところ、送信する時間を設定してメールを送っていたことが判明。大量のメールのやり取りはすべてA子さんの自作自演だったんです…。ただしれだけでA子さんを辞めさせるわけにもいかないため、とりあえず東京本社に異動にし、様子を見て対応しようということになったそうです。

1晩で260件の…

メール

A子さんが東京本社に異動してくる日。彼女の上司になる部長のもとに「聞いてください!A子さんヤバイ人かもしれないです!」とひとりの社員が走ってきました。何があったのかと聞くと、社内イントラネットの掲示板がスゴイことになっているとの報告が。恐る恐る掲示板を見ると、一晩で書き込みが260件も増えていました。ひとつひとつ確認すると、すべてA子さんの書き込み。しかも一件一件違う内容の長文自己紹介。それに加え、夜中の3時に社員全員宛てに長文メールが送られてきていました。部長がビックリしていると、隈がヒドい顔で出社してきたA子さんの姿が。「昨日楽しくなっちゃって眠れなかったんです。これから末永くよろしくお願いします」とニッコリ。その場にいた社員は凍りついたそうです…。

【まとめ】

もし男性社員がメールを送っていないという証拠がなかったら、A子さんにまんまとはめられて、クビになっていたかも…そう思うとゾッとしますよね。今回ご紹介したお話はすべてノンフィクション。いつあなたの身に起こってもおかしくありません。ひょっとしたらこれを読んでいる今も、誰かにはめられているかもしれませんよ…。

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