取引先に言われた「ハレンチ!」な一言、「泣ける」一言

取引先に言われた「ハレンチ!」な一言、「泣ける」一言

ハレンチな一言

仕事をしていれば色々な経験をするもの。迷惑極まりない顧客に頭を悩まされたり、逆に恩師と言うべき人に出会えたり、イヤでも人間成長しちゃいますよね。今日は、過去に取引先の人から受けた、ひどい一言、ありがたすぎる一言を回顧してみます。

「声が艶っぽくない……君、年、40歳くらい?」

昔、新規営業をしていた頃、一日に何時間も電話営業をかけ、面談のアポイント獲得に追われていました。新規開拓中の某企業の担当者にようやく電話が繋がり、話も盛り上がってきたので、アポイントメントをお願いしました。
すると、「おねーちゃん、年いくつ?」と来たので、まだ20代前半ですけど…と答えたら、プッと笑われまして(怒)。「俺、分かるんだよ、声で。艶っぽくないもん、どうせ40歳くらいでしょ」と来たので、いや、意外と若いですし、気になるなら会ってみればいいじゃないですかと、キレ気味に言い返した私。先方は、「見た目が悪くないなら来たらいいよ」と更にかぶせてきました。
一日のアポイントの目標まであと数件、しかし、この担当者は絶対曲者だ……と思い、資料を送付するメールアドレスを教えてもらうだけで終わりました。女性だからって声や見た目で判断するなんて……許すまじ!逆に、「若そうな女性営業だから会ってやろう」みたいな下心おじさん担当者もたくさん知っていますが、声だけで拒否されたのが、今でもじわじわ来ます。

「女の子だけど、君より若い子連れてこなきゃだめだよ」

決められた顧客との関係を大事にする営業スタイルに移行していた頃の話です。親しくなりつつあった担当者の人から、「社内の若いヤツらのために、合コンをセッティングしてやってくれ」というオーダーを受けました。合コンをしなかったからと言って、取引をとめるなどの脅迫はなくても、のちのちに不平を言われそうなので、渋々オーケーしました。
すると、先方から失礼すぎる注文が。「メンバーの年齢構成には気をつけてよね。君より若い子集めてくれないと困るよ、ワハハハ」と、合コンメンバーの年齢について言及が……よくあることだとは思いますが、ガックシきちゃいました。

「一年よく通ってくれたよね。君だからOKしたんだよ」

泣ける一言

外回りの営業をしていた頃、過去に取引はあったものの、しばらく取引していただけていない企業はザラにありました。昔の顧客に何度も足を運んで、再び提案する機会をもらうのはなかなか難しく……まず、担当者が極寒のシベリア並みの対応で、電話はガチャッと切られるのが当たり前。飛び込み訪問で、資料を渡すのが精一杯でした。
そんなこんなで少しずつ会話が増えていき、とある日に取引を再開したいとその担当者の人から電話をいただきました。「1年間よく通ったよね。僕、冷たくしたのにね。他の会社さんも頑張ってくれてるんだけど、僕は君を推すよ。頑張って結果出してね」と、営業冥利に付く言葉をいただき……心の中でガッツポーズを決めました。その職場を去った後でも付き合いは続き、その担当者の人とは飲み仲間に。こういう出会いはずっと心に残りますね。

【まとめ】

仕事関係の相手には言い返すこともできず、くやしくても、つらくても、その苦々しい思いを飲み込んだ経験のある人はたくさんいるのではないでしょうか。反対に、取引先の人から受けた嬉しい一言や行為に心が救われて、また明日から仕事を頑張ろうと前向きな気持ちになれることもありますよね。しかし、行き過ぎた「ハレンチな発言」は立派なセクハラ行為になりますから、ひとりで思い悩む前に、上司や頼れる人に相談してくださいね!

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