「言ってることと違うじゃん…」ってならないための求人広告の見方

「言ってることと違うじゃん…」ってならないための求人広告の見方

求人広告の見方

「応募していざ働いてみたら求人広告に書いてあることと違った…」なんて騙された気分になった人はきっといるはず。求人広告の中には、優良企業ももちろん沢山ありますが、嘘や都合のいいことを記載している企業も残念なことに少なくないのが現状です。それでは、どんなことが疑わしいのかご紹介していきます。

残業しても残業代が出ない…

若者雇用促進法が施行され、企業が採用・募集にあたって固定残業代(みなし残業代)に関する労働時間数、金額等の明示が義務化されました。該当企業は、給与欄に必ず固定残業代が明記されています。残業してもサービス残業になるかどうか、ここをみれば一発で把握できるんです!月給に含まれている固定残業代の労働時間が多ければ多いほど、そして金額が高ければ高いほど残業代は支給されません。特に内訳が月40時間以上で月4万円以上の場合、ほとんど残業代は支払われないと思っていいでしょう。新しくできた法律を知り、固定残業代を加味してから応募してみてはいかがでしょうか。

入社祝い金を払う企業は危険

「入社祝い金○万円支給!」と書かれてる求人広告をみたことないですか?この言葉の後ろには、(規定あり)と書かれていることが多いはずです。この(規定あり)の中身は、企業によって違ってきます。例えばアルバイト採用なら「週5日で3ヶ月勤務した方のみ」、中途採用なら「半年以上勤続した方のみ」など何かしらのルールがある。簡単に自分がもらえるものだと思わないようにしましょう。
また、本当に優良企業であるなら入社祝い金を支給しなくたっていい人材を採用できるはず。つまり、求職者に“お金を支払うようなことまでしないと誰も応募しない”企業が多いんです。慢性的に人手不足だったり、劣悪な労働環境だったりする可能性があるので要注意です。

勤務地がなぜか曖昧で異常に多い

求人広告の見方

求人広告の中には明確な住所ではなく、ざっくり渋谷、新宿、池袋、横浜などの主要都市を網羅していることがあります。これらの勤務地の中には、本当にある場合と検索にひっかけるためだけで実際にはない場合があります。例えば、新宿で働こうと思って応募してみると「現在新宿の勤務地が埋まってしまったので、他の勤務地はどうですか?」と案内されることがある。実はこれ、元々新宿に勤務地が存在していないケースなんです。そういった企業は求人広告で、とにかく検索に引っかけて読者に閲覧してもらおうという考えを持っているので、面接に行く前に本当にその勤務地があるのか確認しておくといいかもしれません。

【まとめ】

うまい話には裏がある。これは求人広告も同じこと。固定残業代、入社祝い金、勤務地、これらについて一度、問い合わせフォームや面接で募集している企業に実態を確認してみるといいかもしれません。求人サイトを利用すればクリックひとつで簡単に応募できてしまう時代。それだけに情報をサラッとみただけでエントリーしてしまうと、最悪の場合痛い目にあうのは自分です。求人広告は隅々まで読んでおきましょう。

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