先輩ワーママに聞いてみた!仕事復帰に立ちはだかる3つの壁

先輩ワーママに聞いてみた!仕事復帰に立ちはだかる3つの壁

ワーキングママ

結婚や出産、育児なんてまだまだ先のこと…でも、もし子どもを持ったら「働きながら育てたい」と、そうぼんやりと思っている方は少なくないはず。しかし、子どもを育てながら働くって実際どうなんでしょう?考えてみてもなかなかわかりませんよね。そこで先輩ワーキングママに、子どもを育てながら働き始めるときに苦労したことをズバリ聞いてみました!

保育園、小学校…預かり先の壁

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「時短勤務で仕事復帰をする際の壁は、まず預かり先。でもご存知のとおり、都内だと待機児童多数で入りにくい地域が多いから、うちは子どもができた時点で保育園に入りやすい都心から少し離れた郊外に引っ越しました。あと、保育園に入れるタイミングも重要。子どもが1歳になるまでは育休を使おうかと思っていたけど、0歳時の4月に入れないとまず入れないので、時短繰り上げて9ヵ月で入れました。途中入園は厳しいし、1歳児の入園枠は園の規模にもよるけど1~4名くらいとさらに難関。復帰したいならまずは保活ですよ!」

1歳児の入園枠が、そんなに少ないなんて思ってもみませんでした!子どもが1歳くらいまでは自分のもとでしっかり面倒をみてから保育園に預けて仕事復帰を…と、筆者も考えていましたが、甘かったようです。では保育園に入れたとして、その先は落ち着くのか…?さらに聞いていくと、保育園の先には小学校という壁がありました。

「学校によっては15時頃に授業が終わっちゃうから、最大19時まで預かってくれる保育園より全然早い!学童保育があればいいけど、それでも預かってくれるのは夕方17時か18時頃まで。会社によっては、子どもが小学校に上がったら時短勤務からフルタイムに切り替えなきゃいけないところもあるし、残業もあるかもしれない…。だからといって夜遅くまで子どもをひとりにしておくわけにもいかないし…。ここが最大の壁かも(泣)」

筆者は共働き家庭だったので、当たり前のように鍵っ子をやっていましたが、いまは子どもをねらった事件も多いので、ひとりにしておくのは心配。では子どもと一緒に帰宅を…と思っても、フルタイム勤務なら定時にあがれるとは限りません。小学校に上がっても、こんなに厳しいとは想像もしませんでした。

やむをえない!急な欠勤、早退の壁

「これも保育園問題と同様に誰でも通るべき壁だけど、子どもの急な発熱や体調不良による欠勤や早退。特に小さいうちは免疫が少ないから、まあ本当によく熱を出す。復帰直後は月に数回しか出社できなかったというのも今となっては良い思い出です(遠い目)。当然熱が出たら保育園は預かってくれません。だから、仕事内容によっては育休後、同じ部署に戻れなかった子もいました」

子どもの体調によっては翌日も、さらにその翌日も欠勤しなければならない場合も多いそう。欠勤や早退が数日にわたっても、今の職場で仕事を本当に続けていけるのか…?悩ましいところです。いざ復帰して、まったく違う部署になったとしたら、積んできたキャリアや給与にも影響があるはず。育休後、自分が同じ部署に戻れるかどうかも、事前に確認しておいたほうがよさそうです。

本当に仕事に復帰するべきか?メンタルの壁

「最近ではワーキングママの多くが、子どもが0歳~1歳の間に復帰しているケースがほとんど。“仕事と子育てを両立していくんだ!”と決意して復帰したものの、こんな小さなうちから預けてまで仕事復帰をする意味があるのか?…と誰しも一度は心をよぎると思います。専業主婦の友人や、義理のお母さんからも“こんなに小さなうちから預けてかわいそうよ”とか言われた日には、もう泣きたくなります」

生まれて数ヶ月は一番手がかかるけど、可愛い時期でもあります。そのときに保育園に預けてしまうのは、たしかに心苦しいもの。しっかり自分のもとで育てたい…と思っても、家庭や職場の事情で仕事に復帰せざるを得ない場合も。自分の中で葛藤が生まれたとき、どう折り合いをつけていくか…それもちゃんと見極めていかなければならないのかもしれません。

まとめ

ほかにも、会社の託児所を利用したいが満員電車に乗せるのは無理…など、壁は尽きないようです。しかし、実際に子どもを育てながら働いているママたちがいるのも事実。あなたの会社にワーキングママはいますか?もし一緒に働いているのなら、どうやって壁を乗り越えたか直接話を聞いてみてはいかがでしょうか。ワーキングママ予備軍である私たちがリアルな実情を知り、理解していくことで、子どもを持つ女性が働きやすくなる環境をつくれるかもしれません。そして、それは自分たちの未来へとつながってもいくのです。

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