人事なら知っておこう!個人情報取り扱いアレコレ

人事なら知っておこう!個人情報取り扱いアレコレ

知らなかったでは済まされないのが個人情報の漏洩事件。特に人事の場合、応募者から在籍社員、退職者に至るまでさまざまな個人情報を扱うことになるので、どこからどこまでがセーフで何がアウトなのか知っておく必要があります。そこで今回は人事を取り巻くあらゆる場面での個人情報保護ガイドラインをご紹介します。もしかすると1回では収まらないかも知れませんがその際は「つづく」で!

雇用における個人情報の範囲って?

ちょっと堅い言い方になっちゃいますが、雇用管理に関する個人情報とは企業等が労働者等の雇用管理のために収集、保管、利用等する個人情報を指します。具体的には「労働者等の氏名」「生年月日や連絡先、所属に関する情報で労働者の氏名と組み合わせたもの」「人事考課情報等のうち、特定の労働者を識別できる情報」「労働者の家族関係に関する情報及びその家族についての個人情報」が挙げられます。フーッ、このコラム開始以来最大の堅さですね。みなさん、ついてきてますか?寝てないですよネ?

辞めた社員や会社説明会参加者は関係ないよね?

バッチリあります。完全クロです。退職者や応募者はもちろん会社説明会の参加者までも「労働者等」の「等」に入れられちゃうんです。当然、それらの個人情報についても適正に扱われなければならない、と明記されております。また自社内で働く派遣社員についても派遣先の事業者に使用されている労働者とみなされるので「労働者等」に含まれるんだそうです。それにしてもおそろしいですね「等」って。ブラックホールのようにその会社に関わる人が飲み込まれていきます。

辞めた社員の再就職先からの問い合わせが…

たとえば辞めた社員が新しい会社で活躍しよう、としている矢先、再就職先となった会社の人事や経営者から「在職中の働きぶりはどうでしたか?」とか「退職理由をこのように述べておりますが、果たして認識としては合ってますか?」なんて問い合わせが。あまりパッとしなかったし、あまりにも事実と違う退職理由なので先方のためにも真実の姿を…ってこれNGですからね!本人の同意のない個人情報の第三者への提供については制限がかけられています。なので回答することは控えましょう。

おっと!もう紙面が尽きた…やはり当初の予想通り1回だけでは終わりませんこのテーマ。よって次回以降にまたこの続きを掲載いたします。かなり堅い内容ですが人事ならきちんと目を通しておきましょう!

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