一次面接から最終面接までのブレをなくす!申し送りの重要性

一次面接から最終面接までのブレをなくす!申し送りの重要性

応募から内定まで、選考プロセスがたくさんある場合に注意したいのが「面接申し送りのズレ」。申し送りとは一次面接の内容を二次担当者に、二次の結果を最終面接者にそれぞれ伝えていくことです。ところがこの申し送り、決まったルールやスタイルがあるわけではないために、人によって内容も表現もマチマチだったりして。これではとても質の高い採用活動ができるとは言えません。

大事なことはメモに残す!

面接をしていて「これは!」と思った気づきなどはその都度メモに残しておきましょう。整理するのはあとでいいので、まずは気になったことはできるだけ書くこと。もちろんメモをとることに気がとられてしまい面接がおろそかになっては本末転倒。そこでおすすめしたいのが単語メモ。要は、自分だけがわかればいいのですから、文章になってなくていい。気になったことを単語でピックアップしておいて、面接終了後に文章化していけば申し送りとしては充分つかえるものになります。

事前にミーティングですり合わせ

二次面接担当者(たいていは自分より目上の方になります)との間で面接の前に申し送りしてほしい項目をすり合わせるのもおすすめです。こちらが一生懸命ピックアップして伝えた情報も二次担当者からしたら「特にそれは必要ない…」では意味がありませんよね。それぐらいならあらかじめ何を見て何を聞いておいてほしいかを確認しておいたほうがいいでしょう。その際はあまりたくさんの項目にわたらないような調整も必要です。多くて5項目。本当は3項目ぐらいがベストではないでしょうか。

上司の申し送りに同席してみる

上記試してみたものの、なかなか精度が上がらない…そんなときには二次面接担当者が最終面接者に申し送りする現場に同席させてもらうのもひとつの手です。そこでどんなふうに申し送りが行われているのか、上手な申し送りの例を見ることで自分のものにする。最初から自分でやるよりも上手い人のやり方をマネるのは上達へのなによりの近道です。最終面接は大抵の場合、役員がトップなのでそこでのやりとりに触れるというのはあなたの人事としてのスキルアップにも有効なはず。

意外と見落とされがちな「申し送り」の重要性。でも採用が上手くいっている組織や会社って、こういった基本的な行動がきちんとできているケースがほとんどなんです。ぜひ参考にしてみてください。

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