頑張って節約して、貯金に励んでいると、ついつい気になってしまう人様の懐事情……。同じくらいの収入の同期入社の同僚や、学生時代の同級生。噂では、もの凄い貯金してる子がいるとかいないとか……。気になって仕方ない！どうすればいいの、静六ネコ！
今回も「学者」にして「投資家」、東大教授でありながら一代で巨万の富を築き上げた明治の伝説の大富豪、本多静六博士！……の、DNAを（なぜか）受け継ぐ“静六ネコ”が、あなたのお金のギモンに答えます！それでは早速、事務職27歳OLのA子さんからの質問です。
A子からの質問- 同期入社で同い年の同僚が、一千万円も貯金があるって噂を聞いて、落ち込んじゃいました……。あたしなんて、「目標百万円！」って決めて、節約頑張っているのに……、しかも全然目標達成出来ないっていうのに……。同僚ばっかり、ずるい！！ あたしと彼女と、いったい何が違うの！？
静六ネコ- 同い年というと、27歳の同僚が、一千万円の貯金を持っとるということかニャ。なかなかあっぱれな額だニャあ。
で、なぜそれを「ずるい」などと思うんニャ？
例えば、その同僚は自宅通勤で、“一人暮らし”なら発生する“家賃”分を全額貯金しているのかもしれニャい。
給料を貯めて買った株が値上がりして、大きな利益が出たのかもしれニャい。
会社後や土日に副業をしていて、その収入があるのかもしれニャい。
もしかしたら、親族から贈与で金を貰ったのかもしれニャいニャ。
会社で同じように働き、同じような給料を貰っていても、人が金を貯めた過程は千差万別。
それをただ、「ずるい」などと僻んどったら、己の金運を落とすだけニャ。
金をもっと貯めたければ、“今の自分に出来ることはないか？”ということを、大きな金を貯めた人の体験談を参考に考えてみるニャッ。
ただ僻んで落ち込んどるより、よっぽど自分の為になるニャ！
まとめ
同じような貯金額だと思っていた同僚や友達が、桁違いの額の貯金を持っていたと知って、落ち込んでしまう……。あるあるですよね。でも、ただ落ち込んでいても貯金は増えませんし、大きな額の貯金を持っている同僚や友達を僻んで、距離を置くのはもったいないこと。
「どうやって、その貯金を作ったのか？」ざっくばらんに聞くことが出来る間柄だったら、勇気を出して聞いてみましょう。今までまったく知らなかった「大きな貯金を作るコツ」を聞くことができるかもしれません。
著：有我咲英（作家）
『ネコが教えるお金の話』
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■1620円（税込み）
■著：有我咲英
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