働く女子の6月～7月のメインイベントといえば“ボーナス”！え！？もう一銭も残ってない？？お給料やボーナスの「正しい使い方」って、知らないまま大人になっちゃった人って案外多いんですよね。その、親にも学校でも習わなかった「正しいお金の使い方」を教えてくれる人がいるんです。その名も“静六ネコ”！！え？ネコじゃんって？まあ細かなことは気にしない。
「学者」にして「投資家」、東大教授でありながら一代で巨万の富を築き上げた明治の伝説の大富豪、本多静六博士！……の、DNAを（なぜか）受け継ぐ“静六ネコ”が、あなたのお金のギモンに答えます！それでは早速、事務職27歳のA子さんからの質問です。
A子からの質問- あたし、ほとんど貯金がないんです。就職してボーナスももらっているのに、気がつくと貯金残高3桁になっちゃてて。こんなあたしでも、貯金を”夢の7桁！”にできますか？
静六ネコ- 夢の7桁！！というと、100万円以上ということかにゃ？それとも900万か？まずはここをハッキリすること。「なんとなく7桁とか欲しいかも～」では、達成できるはずなどにゃい！！
とはいえ、ひとまずは100万円の貯金を目標とするとするのが現実的だにゃ。
まず、最初にすることは……給料の4分の1を、強制的に積立貯金にする！ 給料日に自動的に積立貯金口座に金が移動する、銀行の自動積立サービスを契約するんにゃ。
給料の四分の一も貯金したら、毎日の暮らしが苦しい？
そんな寝言は寝てからいうにゃ。
最初から、「あたしのお給料、今月から4分の1カットになっちゃった……ぐす」と思い込めば、日々倹約するしかなくなる。夢の100万円が貯まるまでは、今までの4分の3の給料でなんとかしのぐんにゃ。ちなみに、ボーナスは一切手をつけずに、全額積立貯金にゃぞ！ 積立貯金に移した金は、100万円貯まるまで絶対に解約しにゃい！ 絶対にゃっ！
はい、いきなり極論。
- ・お給料カットされたと思って、4分の1を積立貯金にする。
- ・ボーナスは全額貯金する。
いや、さすがにボーナス全額はキツい……と思う場合は「ボーナスも4分の1カットになっちゃった」ってことにしましょう。
「貯金ができないんです」という方は、たいてい毎月必要なものを買って、余ったお金を貯金しようとしています。それで今まで貯金できなかったんだから、同じことをしていたら永遠に貯金残高は3桁です。
銀行各社では毎月一定額を別口座に振り込むサービスを実施しています。お給料が出たら、自動で普通預金口座から積立口座にお金が移動するサービスをあらかじめ申し込んでおきましょう。
みずほ積立定期預金（みずほ銀行）： http://www.mizuhobank.co.jp/
定期預金の積立購入（楽天銀行）： http://www.rakuten-bank.co.jp/
積立式定期預金（イオン銀行）： http://www.aeonbank.co.jp/
まとめ
お給料が増えれば、きっと貯金ができるはず……なんて夢を見てもムダですよ？ あなたが貯金できないのは、お給料が少ないからじゃなくて、貯金が貯まる仕組みを作っていないからです。無理なく確実に貯金を増やす方法は、これしかありません。1年がんばれば、貯金残高100万円も夢じゃないかもしれません。
※そもそも、本多静六博士ってどんな人？
明治大正昭和を生きた、東大教授。林学博士。明治神宮の杜や日比谷公園の設計者であると同時に、堅実な蓄財方法を実践して、いまの貨幣価値に換算すると約５００億円の貯金を持っていたスゴイ人。
